春まだ遠い九重の山々


     「春を求めて!」

 花粉症の身で行って参りました、九重へ。
 やまなみハイウェイでチェーン規制がなくなる頃でかつ雪が残っているシーズンはと考えていると、4日ほど前に雪が降ったのでこれはチャンスかもと考えて現地へ行ってみると、まさに大正解。
 しかし、春はまだまだ先のようで、周囲は銀世界。まだまだ九重は冬です。
 天気も快晴。無風。大曲の朝の気温は−2℃だったが、山頂はなんと8℃。ぽかぽか陽気でせっかくの締まった雪が午後にはべとべとの雪への変わっていました。


2008年3月8日(土) 天候:晴れ 気温-2℃

大曲7:20 − スガモリ越8:10 − 法華院温泉山荘8:53 −
坊ヶつる9:10 − 段原10:35 − 大船山山頂11:10 − 
坊ヶつる12:57 − 大曲15:00


泉水ロードから 硫黄山の煙と星生山がバラ色に輝いてきれいでした。
朝の長者原一帯 長者原一帯も静か。トイレがどこも閉鎖してあったので困りましたが、どうにか近郊のホテルのを利用させてもらいました。
モルゲンロート モルゲンロートはこのときだけ拝めました。
さて、大曲には4台の車しかおいてありませんでした。ここまで、チェーン規制は全くありませんでした。
朝日 大曲からスガモリへ向かいます。陽も上がってきました。
硫黄運搬用道路 硫黄運搬用道路も完全に雪で覆われてました。
トレールに沿って歩きます。 雪化粧をした九重に久々に来たのでワクワクします。
雪景色の硫黄山 ごらんのような天気でした、何ともはや!
スガモリ越えから見た北斜面 星生から中岳の北側斜面は銀世界。きれいだ。雪も適度に締まっており、歩きやすかった。
スガモリ避難小屋 スガモリ避難小屋
大船山遠望 これから向かう大船山を望む。
他の他山客の話によると、雪が深いとのこと。
スガモリから見上げた三俣山 三俣山。先週登った人によると、3月1日には腰まで雪があり、泳ぐようにしてラッセルして登ったとのこと。今日は少なかったようで。
つらら 避難小屋のつらら。
北千里が浜もひっそり 北千里が浜。
登山者は一人も見えない。
北千里が浜東端から振り返る 法華院への下りの前に硫黄山・スガモリ方面を振り返る。
通行注意箇所が続く このトラバースはいつも緊張する。
法華院温泉山荘の玄関 どうにか法華院につきました。ご主人の岳久さんによると、今年の3/22の野焼きは雪が残っているので、4月に延びるだろうとのこと。「雪が消えて1週間はしないと野焼きはできない」とおっしゃってました。
三俣山 坊ヶつるから見上げた三俣山。
雪だらけの大船山登山路 大船山5合目あたりの雪。
午前中は太陽光線を浴びて雪がキラキラ光ってました。
段原 段原から大船山。一見すると大して雪は深くなさそうだが。
ツボ足でそろそろ 実はこんな感じ。ツボ足でそろそろと進むしかありません。ツボを外すと、膝まで埋まります。ちなみに、左右の雪にストックを刺すと全部埋まりました。
霧氷 霧氷。
御池は完全凍結 山頂の御池は完全に凍ってました。でも山頂の気温はなんと9℃。風もなく穏やかな春の暖かさの中で昼食を取りましたが、周囲は雪だらけでした。
坊ヶつるから見上げた白口岳と稲星山 坊ヶつるに降りて、南を見ると左に白口岳、右奥に稲星山が雪を抱えてその勇姿をさらしていました。
誰かが作ったかわいい雪だるま 坊ヶつるキャンプ場の雪だるま


 今日のような登山だと雪山の怖さを忘れてしまいそうだ。しかし、雪道は確かに歩きにくく、徐々に体力を奪っていったようで、帰りの法華院からの登りでは10歩歩いては「ハァーハァー」5歩歩いては「ゼーゼー」と何度も休みながら極端にペースダウンしてしまいました。これも日頃の不摂生の「たまもの」?スガモリ越えまでがとても長く感じてしまいました。
 午後は気温の上昇のせいで、雪が溶けかけ、4つ歯の滑り止めに雪がたまって、気がつくと私は10センチの雪玉の上を歩いている状態でした。大曲に降りるところでは完全に雪が溶けて、クロボク(黒粘土層)がどろどろ状態でした。
 とはいうものの、全般的に大変楽しい山旅でした。

 さて、2008年初の九重は晴天に恵まれましたが、次回はこれまた晴天の中、新緑の黒岳をご紹介。昨年に引き続き黒嶽荘から前岳経由の黒岳(高塚山)から雨堤コースの再訪問です。




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