九重(久住山から大船山縦走)











九重登山のページ 1


久住山・大船山1泊コース

  

牧の戸→久住山→中岳→白口谷→法華院温泉山荘(泊)→大船山→雨ヶ池


付記:6月の平治岳

 

 一念発起。「ハァー、ハァー」と息を切らしつつ行ってきました。おなじみの牧の戸から久住山コースに加えて、天狗ヶ城と中岳の小縦走、その後白口岳はスキップして、白口谷経由で法華院温泉に降りる。法華院で一泊して、翌日は坊がつるから大船山まで往復。後は、雨ヶ池コースでゆっくりと帰りました。
 
 そのときのビデオ映像も添付しました。お見苦しい点はご容赦を。
 
 下の方には、男池から出発して、ソババッケ、大戸越経由で、6月の平治岳往復の風景をのせています。

 


森

下の地図にマウスのポインタを当ててください。

登山地図

1泊コース





 牧の戸から久住山へ


1日目

2003年9月21日(日) 天候:曇りのち晴 気温:16℃

牧の戸 - (20分) - 沓掛山 - (40分) - 西千里が浜 - (15分) - 久住分かれ - (15分) - 久住山- (20分) - 天狗ヶ城 - (10分) - 中岳 − (10分) - 東千里ガ浜 - (50分) - 白口谷経由法華院温泉山荘
 
牧の戸の案内板 2003年9月21日(日)午前9時30分 台風15号は東にそれたものの、ごらんのようにガスだらけ。しかも、北風が10m以上あり、体感温度は10度。しかし、ガスが晴れるのを期待して、登山開始。
牧の戸の登り口 登山届けはここにある箱に入れます。
沓掛山への登り
  
沓掛山への階段。コンクリートなので、ゆっくり歩いて、足慣らし。
星生との分かれ道
星生への分かれ道、ここはまっすぐ久住山に向かう。なお、2003年から再び星生山に登れるようになった。
避難小屋前の広場
星生崎先の久住山の避難小屋。トイレあり。トイレが新しくなったので、女性でも安心して使える。前ページで紹介のようにバイオトイレとなった。
久住山山頂 ガスがまだ晴れない久住山山頂(1786.9m)。ここは南側斜面。北からの風をよけて、皆さん休んでいます。
久住山から下をながめる
久住山頂より久住分かれ。すこしガスが晴れてきた。
   
天狗ヶ城から白口谷
天狗ヶ城と中岳の双耳峰
久住山直下から双耳峰を見る。晴れてきた。この地点から100mくらい降りたところで、空池を右に巻いて御池方面に行く。
天狗ヶ城から見た硫黄山 天狗ヶ城(1760m)山頂に登る。山頂からは九重の山々が手に取るように見えた。山頂からは硫黄山や久住山など指呼の位置に。
天狗ヶ城から見た久住山 天狗ヶ城から見た久住山(1786.9m)。登山路が尾根を巻いているのがよく分かる。
天狗ヶ城から見た中岳
天狗から中岳(1790.6m)を見る。
天狗ヶ城から見た御池 天狗ヶ城から御池を見下ろす。この日は緑色でした。少し休んだところで、天狗からの小さな縦走。北東方面に降り口がある。中岳とのコルを越えて、10分程度で中岳へ。
中岳から見た三俣山
三俣山(1745m)も指呼の位置に。中岳から下りることもできるが、今回はコルに荷物を置いて、空身で中岳に登った。
中岳から見た大船山・平治岳 中岳も眺めがよい。ただし山頂は狭いので、あまり大人数が休むには適していない。眺め終わったら、もと来たコースを降りて、荷物を持って避難小屋・御池方面に降りる。傾斜は緩い。写真は大船山(1787.1m)と左端に平治岳(1642.8m)。
池の小屋から見た稲星山 稲星山(1774m)は一つだけ離れた山で、訪れる人も少ない。くわしくはこちらで。
中岳の避難小屋(池の小屋)
中岳の避難小屋(池の小屋)。トイレなし。(なお、2006年9月現在使用禁止となっている。)(2009年秋に再建され、現在利用可能)
池の小屋から見た御池
避難小屋から御池(みいけ)。(左は久住山)
東千里が浜の標識 避難小屋から東のガレ場を降りると、東千里が浜。東千里が浜にて十字路になる。右の稲星に行くと、稲星経由・白口岳・鉾立峠へ。まっすぐ降りると、法華院温泉へ。ここでは白口谷のまっすぐの道を選ぶ。
白口岳
白口岳(1730m)を右に見て降りる。なお、鉾立峠へはこの白口岳を越えて降りていくことになる。

※2018年現在、この白口谷コースは使用できない
白口谷 白口谷。横に沢が続く。この写真は白口谷を振り返ったところ。
【現在通行禁止】
迂回路の標識 白口谷では、一部危険箇所があった(昔はトラバースが怖かった)が、今は迂回路が本道になっている。(まっすぐの道は草でおおわれて通行不能)沢づたいに、降りていく。この迂回のため10分は多めに時間がかかるが、鉾立に行くより楽だ。
【現在通行禁止】
   
白口谷から見た坊がつる
下降しだして40分程度で、法華院が見えてくる。ホッと一息入れられる。
今日は法華院温泉に泊まって、疲れを癒そう。(事前予約必要。)



法華院温泉


 坊がつるから大船山・雨ヶ池へ


2日目

 
2003年9月22日(月) 天候:晴れ

法華院温泉山荘 - (20分) - 坊がつる - (1時間10分) - 段原 - (30分) - 大船山 - (1時間) - 大戸越 - (30分) -  平治岳 - (1時間30分) - 坊がつる - (40分) - 雨ヶ池 - (1時間) - 長者原
坊がつるの朝 2003年9月22日(月)坊がつるの朝。快晴。ただし、風強し。
大船山登山口は坊がつるの東側、避難小屋を右に見る地点。
大船山1合目の庭園 1合目あたりの庭園
大船山3合目あたり 3合目あたり。岩がゴロゴロ。大船山に登り続けてもう30回程度になるが、20年くらい前にこのあたりから平治号(あのワンチャン)に段原までガイドされたのを思い出す。何せ、ほとんど単独行なので、平治号は心配するんですね。
大船山3合目あたりの立中山入口
3合目あたりの右手に、立中山経由鉾立峠への道標あり。
大船山5合目 灌木に頭を打ち、大汗をかいて、やっと五合目。4合目までまったく、自分がどの程度まで上がったかが分からない。
長袖・帽子は必携。6月はショートスパッツがあった方がいい。
大船山5合目からの眺め 5合目からの眺め。
大船山6合目 6合目あたりのだらだら坂
大船山7合目(段原近し)

足元悪し。7合目あたり。段原は近いが、この地点が一番きつい。また、足元がガレ場で、砂地で小石が多いので、滑りやすい。特に、下りに注意。多くの登山者が「あとどのくらいですか?」と聞くのもこの地点。
8合目段原 段原(だんばる)。7合目をすぎて、右手に視界が開け出すと、まもなくこの段原に到着。8合目にあたる。
段原から見た大船山
段原より大船山を見たところ。ここで大休止する。あと30分で山頂。
大船山の御池 大船山頂からは鶴見岳、由布岳、万年山、遠く英彦山、湧蓋、九重の山々、阿蘇山、祖母山、傾山などが見えた。
それ以上にお気に入りは、山頂の「御池(おいけ)」である。この自然の日本庭園は疲れを忘れさせる。
大船山から見た三俣山 登山路から見た三俣山(1744.7m)。
大船山避難小屋
大船山避難小屋、トイレあり。(扉なしで女性には無理かも)→平成19年8月現在、ドア付き個室のトイレができている。詳しくはここで。
 今回、体力不足のため、大船山からそのまま坊がつるに降りました。

※2019年10月より新避難小屋使用可(トイレなし)
(写真は旧避難小屋)
坊がつるより大船山を見上げる 坊がつるから大船山を振り返ったところ。さて、下山は坊がつるから大船林道を利用して、北上し、すぐ「長者原」への標識があるので、それに従う。「雨ヶ池コース」です。
ワレモコウ ワレモコウ(段原にて)。
マツムシソウ マツムシソウは雨ヶ池あたりでたくさん咲いていた。
ヤマラッキョウ 雨ヶ池はヤマラッキョウの群生できれいでした。
   
   
  17年ぶりに縦走をすると、距離と荷物の重さが身にしみて、雨ヶ池コースの下山路は膝が痛み出してしまった。「うーむ、歳だ!」と今更ながら、実感しました。翌日は日頃の不摂生がたたり、筋肉痛の嵐でした。今回お世話になったステッキに感謝。これからはもう少し運動してから登ろうと思いました。それから、帰宅した日に載っていた朝日新聞の「キネシオテープ」の使用も考えてます。
 ともあれ、初日の五里霧中の中から出発して、これほどの好天気に恵まれたので、めでたしめでたし。法華院温泉山荘のみなさん、お世話になりました。
 


 


             


 2003年久住山・大船山登山



 大船山コースタイム


平治岳のミヤマキリシマ


 2004年6月 男池→ソババッケ→大戸越→平治岳の往復登山
 
ミヤマキリシマ
2004年6月12日の平治岳9合目のミヤマキリシマ
ミヤマキリシマ 6月の2週目ではすでに花はほとんど終わっていました。
ミヤマキリシマ それでもミヤマキリシマはきれいです。
ミヤマキリシマ 下山路の花もぽつぽつと見受けられる程度
でした。人によると、霜でやられたとか、虫害によって花付きが悪くなっているとのこと。
三俣山 写真集で有名なこの角度のミヤマキリシマも今年(2004年)はすでに終わってました。
大戸越 平治の9合目から大戸越を見下ろす。
平治岳から見た大船山山頂 北大船の先に大船の山頂部が見えました。
   
   
  かくし水からソババッケの間では、コゲラのドラミングやツツドリの「ポッポッ」という鳴き声、ホトトギス、キビタキの鳴き声が聞こえました。また、至る所蝉の声が満ちていました。大戸越までのコースはまさに夏山の気が充満し、大汗をかいてしまいました。帰りには「花山酔」の立ち寄り湯(500円)で汗を流して一息つきました。
 
法華院温泉 花山酔 高原テラス 立ち寄りの湯「三俣の湯・泉水の湯」 0973-79-2230

 さて次回は、九重の中でも目立つ山、三俣山をミニ縦走します。大鍋から小鍋にかけて自然が豊富に残っている山です。
 
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