泉水山から黒岩山、さらに中岳御池周遊1










九重登山のページ16 
 
 

泉水山から黒岩山、さらに中岳御池周遊1

 
 長者原→下泉水山→上泉水山→黒岩山→牧の戸→沓掛山→中岳御池→スガモリ越え→長者原
 
   夏本番。前回に引き続き、九重西部の山を一巡りしようと計画しました。つまりは、いつも見慣れてはいるものの今まで訪れたことのない泉水山・黒岩山の縦走です。普通だったら、牧の戸に着いたら、九州自然歩道の下り道を長者原方面へ降りるのですが、今回は現代のスポーツサプリメントの力を借りて、思い切って沓掛山から中岳、体力が残っていれば久住山を巡って、スガモリ越から長者原へというロングコースを設定してみました。
 果たしてその結果は? 
 
  2008年(平成20年)7月26日(土)  天候: 午前中 晴れ、午後曇り  気温:21℃から25℃  実行程時間7時間55分(休憩含む)

長者原キャンプ場8:30 − (40分) − 下泉水山9:10 − (32分) − 上泉水山9:42 − 上泉水山発10:00 − (13分) − 大崩の辻との丁字路10:13 −(24分) − 黒岩分岐10:37 − (8分) − 黒岩山10:45 − 黒岩山発10:50 − (4分) − 黒岩牧の戸分岐10:54 − (13分) − 展望台11:17 − (5分) − 牧の戸11:22 
 
 今回のコース(クリックしたら拡大図)
泉水山・黒岩山・中岳周遊地図 
 
四季彩ロードからの眺め  6時20分頃、四季彩ロードにて。右、三俣山。中央奥に大船山、左に北大船山。 
 四季彩ロードから見た大船山  大船山のアップ。
 長者原コスモス荘横の黒岩山泉水山登山路標識 さて、長者原のコスモス荘よりの駐車場の裏手に前回確認しておいた黒岩山・泉水山登山路入り口がある。
すぐに橋があり、渡ったところが下の長者原キャンプ場である。
長者原キャンプ場  長者原キャンプ場。今は誰も使っていないようだ。(20数年前一人でキャンプをした時も誰もいずに寂しかったのを思い出す。)  
左の道沿いにまっすぐ行く。
 キャンプ場奥の標識 まっすぐ行くと、道はまっすぐと、左へカーブする道へと分かれる。
ここで、この正面に見えるこの標識を見落とすとこのような悲劇が起こる。

 謎の道ここをクリック。
 高原の登山路 登山路に従って登る。草が生い茂っていて、蜘蛛の巣がうるさい。と、ふと右手を見ると見晴らしの良さそうなさわやか登山路があるではないか。(多くのHPにもそういえば書いてあったな!)
 高原の風がさわやか 急登を登って、左へドッグレッグする。伸びやかな高原にはセッカが「ひっひっ」「じゅくじゅく」と鳴きながら飛んでいた。阿蘇国立青年の家の前の高原に似ている。
 シライトソウ シライトソウが所々にあった。 
 シモツケソウ シモツケソウがそろそろ咲き出す頃だ。 
 登山路から北のやまなみを見る 大汗をかいて、水分補給。振り返ると北部のやまなみがきれいだ。
本日は出発前にバテ防止にアミノパーフェクトなるアミノ酸サプリをアクエリアスで飲んできた。今のところ順調。
 樹林帯に入る 次の泉水山への標識を越えると、樹林帯に入る。このあたりまで傾斜はきつい。
 下泉水山への標識 アセビのトンネルを越えるとすぐに、この標識が。右手5mに行ったところに大きな岩が3〜4個あり、その上に登ったところが下泉水山山頂である。
なお、縦走路はこの標識地点を通り越して 正面に連なっている。
 下泉水山 下泉水山(1926m)。山頂の標識越しに湧蓋山がきれいに見えた。
あまり有名ではないが、岩がゴロゴロしていてさすが九重の山だ。
 下泉水山から上泉水山を眺める 山頂から南南西の方角に次の目的地、上泉水山が見える。
 九重の中央部を見る 泉水とは「庭園」や今でいう「公園」を表す言葉だが、その言葉の通り日本的な庭園美で目を楽しませてくれる。手前の岩越しに南東方面の硫黄山を見る。
 上泉水山への急な登り 上泉水山への登り。所々にロープが張ってあり、助かる。このあたりでかなり足にきている。 攣りそうになると、スポーツドリンクを飲んだり、飴をなめたりしている。
 坊原からスガモリ方面 休憩も多くなる。登山路はほぼ斜面の東側を通っているので、三俣方面の眺めが抜群によい。
三俣沿いに切られた昔の登山路と、今日通って帰るであろう坊原方面。中央奥にスガモリ越。 
 三俣山のベストビュー 三俣を眺める最高の登山路だ。
振り返って見た下泉水山、岩が多い。 振り返ると、下泉水山の頂上が見える。 
 大崩の部分を眺める 上泉水山の手前の所から大崩の辻の「崩れた部分」を見る。危なそう。
 大崩の辻を見る その左に大崩の辻山頂が平たく見える。 
 上泉水山山頂 まもなく上泉水山山頂(1447m)。ほっと一息つける場所にある。
行動食のソイジョイをアクエリアスで流し込む。
 山頂から更に南に続く登山路 上泉水山から更に南に続く縦走路を見る。 
 大曲と坊原からの登り口 上泉水山から正面右手(つまり南西)にやまなみハイウェイの大曲が見えた。
 テープを探して 上泉水山から南への縦走路で一カ所迷いやすいところがある。ここは慎重に大きな中央の道を探すと、黄色のテープがある。
夏場はススキや樹木が生い茂り登山路の足下が見えないことが多い。
 小さな分岐 右手に「大崩の辻」への標識があった。今日は先があるので、パス。 
 問題の砂防ダム 登山路の崖下に問題の土砂崩れ防止の砂防ダムが見えた。詳しくはココで。
 黒岩山遠望 黒岩山らしき山頂が見えてきた。
ところで、雲がかなり増えてきた。こりゃ、午後はちょっと天気が怪しいかな?
 大崩の辻分岐 これが「大崩の辻」へ向かう正式の標識。ここまでで登山口から1時間43分。 
 上泉水山を振り返る 登山路からさっき通った上泉水山を振り返る。こうして見るとなかなかかっこいい山だ。
 夏山 夏山!気持ちがいい! 
 これも火口跡なのでは思われる窪地 黒岩山と大崩の辻の鞍部にある窪地というか、平地。ちょっと寄ってみたくなるのを堪える。 
 大岩 1456mにある大岩に到着。登山路に覆い被さるようにしてドカっと座っている。
 ちょっとモアイ像ぽく見える大岩 なかなかの景色だ。
 窪地が気になる 再びさっきの鞍部を見る。
 黒岩山分岐 10時37分、黒岩山頂への分岐につく。 
 黒岩山山頂 分岐より8分で黒岩山頂(1502m)に到着。ここまで誰とも会っていない。
 風車が見える 山頂からは岩越しに一目山とその奥に風力発電の風車が見えた。ふむふむ、この前あの一目山の麓から猟師山に行ったのだっけと独り言。
その手前には八丁原地熱発電所。
 玖珠富士 湧蓋は何度見ても「秀麗」の賛辞を送りたくなる。左手の小さなコブがみそこぶし山。
扇ヶ鼻から星生方面  「さて、牧の戸から先はどうしようかな。足も時々攣るようになってるからなぁ。」と考えながら、その方面を眺める。ところで、牧の戸へは右手(南)への登山路をたどればすぐに牧の戸・黒岩分岐につく。 
 黒岩山の岩 黒岩山山頂の岩。ちょっと不思議な形をしている。 
 牧の戸黒岩山分岐 牧の戸から黒岩山ハイキングを楽しむ人たちだ賑わっていた分岐点。広い平原になっていて、特に阿蘇方面の眺めがよい。
 牧の戸展望台 黒岩山からの下りは要注意。クロボクの上に傾斜が急なので、滑りやすい。と、すってんころりん。ものの見事に尻餅をついてしまった。汗でぐっしょり濡れていたズボンに土がついてしまった。かっこ悪い!
分岐から13分で東屋風の牧の戸展望台に到着。
 牧の戸展望台 観光客の人からあの山は何ですか、阿蘇はどれですかと聞かれたので、丁寧に応対しました。まるで、私は観光ガイド! 
 
   ということで、長者原から泉水山・黒岩山を巡る縦走は無事終わったのですが、果たしてこれからどうするのか。それが問題だ!英語で言えば、"To do or not to do. That is the question."とまるでハムレットのような心境。(大げさ)
そこで、牧の戸休憩所でよもぎパンを食べて、高原ミルクソフトクリーム300円也を買おうとするとかわいらしい店員さんが応対してくれたので、思わず立ち話で、「今日は天気は崩れますかね?」と問うてみると、「さあ、このところ毎日午後は曇ったり、時にはパラッと雨が降ったりしてますよ。」とのこと。
 ミルクソフトがとてもおいしく、店員さんがかわいらしかったので元気が急に出てきました。「よし、やるか!」
 後半に続く
 
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