九重(三俣山縦走)








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三俣山を巡る小さな縦走

 
 長者原→すがもり越→三俣西峰→本峰→雨ヶ池→長者原
 
 三俣山といえば、長者原から見て九重を代表する山だろう。今では、大曲の駐車場利用のショートカット組が多いのだが、ここは一般的な長者原発すがもり越え経由で登山し、三俣山の小さな縦走をして、雨ヶ池への急降下をするルートを紹介します。 
 
2006年5月4日(木) 快晴 気温20℃

長者原 − (60分) − すがもり越え − (30分) − 三俣山西峰(1678m) − (20分) − 三俣山本峰(東峰)(1744.8m) − (20分) − 三俣山南峰(1743m) − (15分) − 南峰と北峰の中間、雨ヶ池への分岐点 − (30分) − 雨ヶ池 − (1時間) − 長者原
 
 
2011年3月現在、雨ヶ池から三俣山へのルートは環境省・林野庁により植生保護と事故防止のため通行をご遠慮ください」となっています。 
 
今回のコース
 三俣山地図
   
九重星生ホテル山恵の湯駐車場から見た三俣山  長者原方面から見上げた三俣山。いわゆる見慣れた九重の玄関をなす山であり、ある意味九重のシンボルである。
左から三俣北鋒、三俣本峰、離れて三俣西峰である。
 三俣本峰の裏には三俣南峰が隠れて見えない。

   
 星生崎から見た三俣山 星生山からみた三俣山 



すがもりルートから見た長者原方面 11時長者原ドライブイン発。久しぶりのすがもりコースである。コンクリートの地面が少しずつボディブローのように膝に負担をかけてくるのが分かる。
 土石流対策工事現場まであと少しの所で、長者原方面を振り返って撮った写真。
すがもり越え 硫黄山側からみた対岸のすがもり越え。目の前に見えているのに、一旦下ってから、きつい登りが待っている。
硫黄山 上記と同じ場所で見た硫黄山(1550m)。この日も、威勢よく煙を吐いていた。風向きがよかったので、硫黄臭はあまりなかった。
三俣山西峰山頂 すがもり小屋は大幅に変わって、避難小屋になっていた。
さて、30分かけて西峰へ直登。大汗をかきながら登ると、そこは遮るもののない草原の丸い山頂だった。
12時30分。ここで昼食。
西峰から見た大船山 西峰(1678m)はすがもりから登る三俣山の最初の峰で、眺めも気分も最高である。これは西峰から望んだ大船山。
周囲はクマザサとミヤマキリシマの群生でおおわれている。
西峰から見た南九重連山 西峰から見た南九重連峰。右から久住山。天狗ヶ城。中岳。そして白口岳である。




(2)三俣山西峰から本峰そして雨ヶ池へ 
三俣山本峰(東峰) この東峰が三俣山の本峰で、1744.8mの表示がある。
ここも大船や平治に近づいた分だけ、東九重特に黒岳方面の眺めがよい。
ここから、更に南西の方面に15分程度歩いたところに、三俣山南峰がある。
大鍋小鍋への標識 本峰にある大鍋小鍋への道である。山頂の西北にある。大鍋から小鍋にかけては自然豊かなお鉢巡りが楽しめるそうだが、本日は体力を考えてスキップ。由布岳の西峰から東峰へのお鉢巡りと同じくらい面白そうである。
三俣山南峰 三俣本峰から西南に行ったところに南峰(1743m)がある。ここまで来たら、すがもりに戻るより、雨ヶ池への直降コースを選びたくなる。南峰から北側降り口ルートを30m程度戻ると、右手(つまり北東側)に雨ヶ池へという標識がある。そこをたどるとミヤマキリシマ群生の中から大船山が見える。
   
南峰から降りた所にある雨ヶ池への標識 南峰から雨ヶ池方面へ降りる標識。このルートは南峰から北峰へ向かうコースでもある。今回はその途中で、東つまり右に折れて、急傾斜を雨ヶ池方面に降りる。最初はなだらかだが、すぐに急傾斜になる。木の枝、根っこを頼りにゆっくり降りよう。
下山路から見た坊がつる テントウムシほどに見える坊がつるにあるキャンプ場。色とりどり。
小鍋 まるで北アルプス南岳と北穂高岳間の有名なキレットみたいな(かなり大げさか)本峰・北峰のキレットである。向こうにはちょっとだけ湧蓋山が見える。
裏雨ヶ池 40分程度かけて降りると、雨ヶ池の裏(本当の雨ヶ池の西側)にある水の入った天ヶ池(あまがいけ)に出会う。これから100m左さきに進むと、雨ヶ池にでる。ここは水がたまっていない、いつもの雨ヶ池。ここからは左に向かえば1時間以内で長者原に着く。
なお、2011年以降、この小鍋からの下山路は使用禁止になっている。
   
 さて、次はくじゅうの中では例外的に森に囲まれている山、黒岳の紹介。
 
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