大船山東尾根と風穴









 九重登山のページ20
 

今水から大船山東尾根・米窪を経由して風穴へ

 
   ゴールデンウィークを利用して、久しぶりに大船山東尾根コースを楽しみました。とは言っても、相変わらずこの尾根の山頂近くの登りはキツイ!しかも、山頂は何度8℃!それでも、大船山の山頂付近をぐるりと回ると気分は爽快。
 
 2009年(平成21年)5月3日(日) 気温18℃ 山頂8℃ 曇天のち小雨 総行程:6時間55分(休憩含む)

7:10 今水駐車場発 − (40分) − 8:30 ガラン台分かれ − (22分) − 8:52 今水分かれ − 9:00 出発 − (3分) − 9:03 前セリ − (87分) − 10:30 御池 − (13分) − 10:43 大船山山頂 − 11:03 出発 − (24分) − 11:27 段原 − (76分) − 12:43 風穴 − (37分) − 13:20 前セリ − (45分) − 14:05 今水駐車場着   
 
 今回のコース
 大船山東尾根から風穴の地図
 
 今水炭酸水 今水の炭酸水。駐車場の30m手前の所にある。炭酸の量が少し減った気がする。しかし、その分飲みやすい。
もちろん、帰りには水筒に詰めて、水割り(ハイボール?)を楽しんだのは言うまでもない。
 迷いやすいところ さて、最初のくねくね曲がりの急坂を越えると迷いやすい場所その一(フェンスの間を抜けていく)にきた。が、今やどなたかが作った標識がちゃんとあり、迷うことはない。 
 フェンスの間から入る 上と同じ場所。 
 新緑の世界。 ヤマタイミンガサ(ヤブレガサより大きい)がたくさんあった。新緑の世界である。
山雀やキビタキ、コゲラ、アオバト、ツツドリの声に包まれ、ムシカリの良い香りに包まれて幸福感を味わう。
 大岩 迷いやすいところその二(今水分岐の手前)にもちゃんと先ほどと同じく標識があり、大丈夫。
これはその地点から見上げた巨岩。 
さて、今水と岳麓寺の分岐ではおなかが少し減ったので、おにぎりをぱくついた。
 前セリにある標識 前セリに着いた。ここまで1時間程度。
昔なかった標識が2つ。これは風穴方面を指す標識。 
 今ある前セリの標識 東尾根の入り口にある「前セリコース」と書かれた標識。 
 ポールの広場 じわじわ登り、樹林帯を越えると、ススキの原っぱに着く。いわゆる「ポールの広場」。それまで視界が開けていなかったから、ここでやっと黒岳や大船山を望むことができる。 
 ポールの広場から大船山 広場から見た大船山。まだ遠い。
少しずつガスがかかりだした。
 急な登山路 広場を過ぎると険しい山道にかわる。岩を数回巻いて、木の枝や木の根っこにすがりつきながらの登山。
 山頂までなかなか着かない 傾斜のきつさが分かるだろうか。 
 御池(おいけ) 登山口から2時間20分でやっと御池に着いた。山頂付近はまだ緑の芽生えは始まってなかった。冬枯れの雰囲気。
 御池(おいけ) 静かなひとときを過ごした。
 東尾根とガラン台の分岐 御池から山頂を目指していくと、東尾根(東稜)とガラン台へ降りるコースの分岐にはこのような標識があった。
 大船山山頂 大船山山頂。1,787.1m。ガスがかかって遠望がきかない。気温なんと8℃。慌てて持ってきていたスウェットシャツと雨具を羽織った。
山頂ではそそくさとパンをいただく。あまり長時間いると風邪を引きそう。
 米窪の周回路にある標識 段原から米窪のフチを回るコースを選ぶ。ミヤマキリシマなどの灌木に思いっきりやられた。(長袖必携)
うとんごしと風穴方面の分岐点。もちろん、右へ。 
 風穴あたりは新緑 かなり降りてきた。中腹から風穴方面を見下ろした。人の声がはっきり聞こえる。 これより下は新緑の世界。コマドリや山雀の声がかわいい。
 黒岳 黒岳も眼前に見える。左ピークが高塚山。右ピークが天狗岩。 
 米窪から降りて、左(北)へ50mで風穴 歩き始めて4時間30分程度で風穴に到着。
珍しく人がいなかった。そういえば、本日は山頂と段原をのぞいて誰とも登山者に出合わなかった。
 風穴 息子が風穴に入って探検をした。
 雨堤分岐 風穴から戻り道をたどる。上峠と雨堤の分岐。雨堤方面はペンキが消されている。でも、今はしっかり岩に黄ペンキがついているので迷うことはないと思うのだが。
ここでは岳麓寺方面へ。 
 上峠分岐 しばらく行くと、上峠と岳麓寺との分岐に着く。少しずつ下る感じ。
 コバノミツバツツジ コバノミツバツツジが咲いていた。これまで見たのが白い花ばかりなので、ちょっとだけラッキーな気分。 
   
 大船山コースタイム 
   



 ユキザサ
今水からの登山路にはたくさん咲いていた。 
ユキザサ 
 
 クサボケ
東尾根に2カ所。
 クサボケ
 
 御池の岩    趣がある。 
 御池の岩
 
 キケマン
風穴から前セリの間に一カ所だけ群生していた。 
 キケマン
 
 コバノミツバツツジ
さわやかなピンクが美しい。 
 コバノミツバツツジ
 
  息子とともに歩き、前岳・高塚・雨堤コースにへとへとになったのは1年前だった。あれからちょうど1年後の5月3日、再び息子と大船山に登ることに。いつもの雨ヶ池コースもいいが、連休に入る前にラジオでおすすめの温泉情報があり、そこで「七里田の下湯」(いわゆるラムネの湯)のことを知ったのです。七里田温泉館には一度入ったことがあったのですが、下湯はどこ?是非とも入りたいと思いました。そこで、七里田温泉に入るには今水登山口を使うのがベストではなかろうか。と思った訳なんです。
 天気はいまいちでしたが、都会では日頃ブロックしている人工的な騒音やにおいとは対照的な自然の音、においをたくさんたくさん楽しみました。歩くたびに疲れはするものの、心がもみほぐされた感じです。
 
 さらに、癒しのとどめは「下湯」でした。七里田温泉館に行くと、通常の木の葉の湯以外に、「下湯」のチケット自販機があり、早速購入。湯船につかるとまさしくラムネ。体一面に炭酸ガスの気泡がつきました。皆さん、30分から1時間は入っているようです。何せ、湯温は36℃程度。これからの季節にはうってつけでしょう。しかも、バブより強烈な炭酸のおかげで筋肉疲労がかなりとれた気がします。入浴者数には制限があるようです。湯船から上がると最初ひやっとするのですが、あとからポカポカのまさに「効く温泉」です。 

 さて、次回はいつも5月下旬になると気になるミヤマキリシマ情報をお届けします。
 
 
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