男池から大戸越経由大船山、風穴 |
わざわざ年休を取って、夏の最後を九重で過ごそうと張り切って出かけたのに、またもや雨にたたられてしまいました。福岡を出る頃からすでに曇り、長者原近くになると三俣山はどうにか姿を見せてましたが、平治岳や黒岳は完全に雲の中でした。肩をかかとまでガックリ落とし、今日の山登りの目標を近頃手に入れたハンディGPS(ガーミン社GPSMAP60CSx)の性能チェックに変えました。 ところが、ここでもアクシデント。GPSは全く問題なくログをとっていたのですが、なんと北大船の登りあたりで電池切れ。予備としてとっていたヘッドランプの単3電池もすでに放電状態でして、ログがちゃんととれたのは大船山まででした。ですから、下の地図の青の線の部分は手書きです。 ということで、今回のキーワードはGPSとモグラ(のちほど登場)です。 雨の中とはいえ人気の大船山。12時ごろには10人程度の人が段原で憩っていました。気になるのは地図を確認せずに登る人が多いことです。北大船の稜線であった人には「これ(この道)は風穴に行きますか?」と質問され、「こちらに行くと大戸越(うとんごし)に行きますよ。風穴にはソババッケ方面に降りて、すぐの分岐を右へ行くことになります。」と答える。「ひゃー、道を間違えた。風穴に降りるにはどうしたらいいのですか?」とさらに質問され、段原から東へ米窪沿いの道を行く旨を説明。また、大船山からの帰りには、「山頂はこちらですか?」と聞かれたりしました。皆さん、単独行のようでしたから、事前にしっかり地図を頭に入れ、かつ要所要所で地図を見て確認しましょう。 さて、今回の登山対策。ハイドレーションシステムCamelbakには男池の水、非常用ならびに帰ってからの水割り用として水筒にはかくし水、ショルダーベルトにはクエン酸飲料をくくりつけ、膝対策にはテーピング+CW-X、ダブルストック、それにストレッチ。と万全を期しました。おかげで、かなりきついコースでしたが、それほど疲労感を残さずに帰宅できました。それにしても、日頃の行いが悪いせいか、このところ天気に恵まれないなぁ−!! |
2010年8月27日(金) 天候:小雨 気温:男池22℃ 山頂18℃
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今回のコース |
男池周辺にはハガクレツリフネソウがたくさん咲いていた。しかし、本日は曇りだけでなく、風も強い。8時15分出発。 8:08a.m. |
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名前知りません。 8:37a.m. |
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かくし水の水量が減ってました。雨が少ないのかな。男池から27分。 8:42a.m. |
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かくし水からソババッケへの道 とにかく木の根っこが頼り。 8:51a.m. |
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傾斜がきつくなってきた。汗もだらだら。蒸し暑い。クエン酸を飲むとのどがいがらっぽくなるので、Camelbakの水をチューチュー吸う。いつでもどこでもその場で給水できるのはありがたい。今回は男池の特上ミネラルウォーターだ。 9:04a.m. |
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ソババッケ到着 もちろん誰もいない。ここまで曇りながら、雨は降っていない。男池から約1時間。 9:13a.m. |
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オタカラコウ ソババッケはオタカラコウの畑だった。 9:12a.m. |
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ソババッケから大戸越を見上げる。やっぱり、ガックリと肩を落とす。 9:13a.m. |
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それでも登り出します。大戸越からすぐを右へ。そこからがとてもきつい登りです。点々と赤ペンキで道案内があります。それを見落とさないように。 ここは紛らわしい。よく見たら足下の岩にペンキが。 9:40a.m. |
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奥ゼリからの道と合流。 10:08a.m. |
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テンニンソウ 10:08a.m. |
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コオニユリ 大戸越の手前に咲いてた。 10:12a.m. |
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大戸越(うとんごし)到着 10:14a.m. |
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行動食のウィダーインジェリーで腹ごしらえ。ガスで煙る平治岳を撮す。すると、誰もいないはずなのにガサゴソ音がする。 10:18a.m. |
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ひとりぼっちを慰めてくれるように、なんとモグラ君が来てくれた。慌てて逃げるモグちゃんをぱちり。モグラなんて見るのは何年ぶりだろう。 10:19a.m. |
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結構素早く逃げて、穴の中へ待避した。ごめんごめん、きっとえさでも探していたんだろうに。 10:19a.m. |
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ススキが穂を出していた。 10:19a.m. |
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大戸越から北大船方面へ登る。ガマズミの実が赤い。 10:32a.m. |
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尾根に登りついた。するとそこは野草の天下。イヨフウロ、イタドリ、ホクチアザミにシモツケソウ、アキノキリンソウなどなど。しかし、天気はどんどん悪化し、このあたりから雨具(上だけ)を羽織る。 11:02a.m. |
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イタドリの群生 11:03a.m. |
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ホクチアザミ 11:09a.m. |
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シモツケ 11:11a.m. |
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段原を抜ける。そういえばちょっと前、大船山の山頂で誰かがこちら方面を見ながら「ダンバラ、ダンバラ」と言っていたな。思わず自分の2段腹を想像しながら心の中で「失礼な!」と怒って「それを言うならダンバルだろ!」と心の中でその人をたしなめたのを思い出した。 山頂直下の岩を撮す。 11:40a.m. |
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大船山到着 男池から3時間30分か!やっぱ、遠いよな。 三角点の埋め込まれた岩 11:45a.m. セブン・イレブンのボリュームコロッケパンを食べてると、急に激しい雨になった。慌ててダンバラ、じゃない段原へ降りる。 |
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段原では他に次々と登ってくる人たちが...。中には山頂はあきらめて、「ついたー、バンザイ!」と叫んでいる人もいた。 0:43a.m. |
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ジューシードッグと紅茶花伝でおなかを整え、しばらく休んで出発。米窪周回の道を選び、それから急降下。 左の写真は、岩の急降下の部分。 1:45p.m. |
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風穴についた。誰もいない。 大船山山頂から2時間20分。 2:06p.m. |
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風穴からの帰りが一苦労するところ。岩だらけの道は雨に濡れて滑りやすい。ペースダウンを強いられる。 今回もなぜか、頭の中でフジジン醤油のコマーシャルソング<おめめがクルクル豆だぬき(元気になーれ編)>がエンドレスに流れておかしかった。 2:22p.m. |
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奥ゼリ到着 2時なのに暗い。 2:33p.m. とぼとぼと歩き(ここまでで疲労感が...)、男池には4時10分到着。風穴からは2時間。 |
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