初秋の三俣山周回(お鉢巡り)










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初秋の三俣山周回(お鉢巡り)

 
  今年の夏は毎回雨にたたられ、さんざんでした。今回はそのリベンジということで、久々に三俣山を訪れました。今回は大鍋、小鍋のお鉢巡りも含む、5つの峰をすべて回るコースです。
 ガーミンのGPSMAP60CSxの真価を発揮するときがやってきました。そうです。あの迷いやすいことで有名な北峰から本峰への降り口できっと役立ってくれることでしょう。請うご期待!
 
2010年9月18日(土) 晴れ  気温14℃  全行程6時間25分

7:06 駐車場(登山口) - (82分) - 8:28 すがもり越 - (37分) - 9:05 西峰 - (40分) - 9:45 南峰 - (68分) - 10:53 北峰 - (38分) - 11:31 本峰 - (52分) - 12:23 すがもり越 - (68分) - 13:31 駐車場着
 
 
今回のコース  
 2010年9月18日 三俣山周回地図
 
登山路 今回は「すがもりから登り、雨ヶ池方面へ降りて、指山探索路を使って駐車場へ戻る」という設定で、車は長者原からの登山路ギリギリ奥にある駐車スペースにおいた。(自然探索路入口近く)

夏草が生い茂り、こんな感じ。
砂防ダム 三俣山南面の砂防ダム
きれいな水が流れていた。
朝の三俣山 朝7時台の三俣山
まだ日の光が回っていない。
坊原登山口 坊原登山路の入口、いわゆる「すがもり越コース」の入口だ。
坊原登山口 「すがもり越コース」入口にて
坊原登山路 坊原の途中

朝露に濡れたススキでズボンがちょいと湿っぽい。
硫黄運搬路 はい、星生山および硫黄山の北面道路、いわゆる「硫黄鉱運搬専用路」につきました。西へ進む。前方に硫黄山の噴気口がが見える。
星生山と硫黄山 すがもりへの分岐点に来ると、星生山と手前左に硫黄の噴煙がきれいだ。
三俣山 すがもり越の休憩所にて。

本日は大変良い御日和で。
愛の鐘 愛の鐘もすがすがしい。
大船山 三俣山への取り付きから10分登ったところにて、大船山を撮す。
南峰への近道か? 西峰近くの分岐点。ここで、東へ延びるこの尾根を使えば、南峰へ行くのかしら?

通常は、この地点から北への道を直登。
南峰 西峰から反対側(東側)に対峙する手前がW峰と奥に南峰。

ここで最初の失敗。西峰から北東へ降りる道をたどり、途中で北へ行って、本峰へ行くつもりが、ボーっとして東の尾根に取り付き、南峰へついつい行ったしまった。
大船山 その西峰から大船山。
西峰 西峰も見晴らしが良かった。ただし、日光を遮るものが全くない。
西峰 そして、途中のW峰へ到着。見えるのはさっきいた西峰。
祖母山遠景 湿っぽい登山路を通り、南峰に到着。ここも360℃の視界が広がっていた。白口岳の奥にはうっすらと祖母山が見えた。
三俣はくじゅうの展望台 左から白口岳、中岳、天狗ヶ城、右手に久住山。もったいないくらいの天気だ。でもちょっともやがかかっている。
 お鉢巡り分岐 南峰の登山路を降りてすぐ右手にこの標識を見つける。これがお鉢周り(反時計回り)の入口。と同時に、雨ヶ池方面へ降りる道。 
 大船山をバックにキャンプ場 この南峰からの道は結構急降下に近い。ところどころ、坊ヶつるキャンプ場が見える。テントが4〜5張りあった。 
 大鍋小鍋 手前が小鍋で、奥に大鍋が広がる、キレット部分。いつか訪れてみたい。 
 小鍋への降り口 上の写真をとったところには、見えにくいが赤丸の中に赤テープがある。ここが降り口か? 
 小鍋 小鍋 
 小鍋 北峰への急な登りで一休みしながら、小鍋をパチリ。 
 高度感が味わえる 北峰への登りは結構高度感がある。小鍋の先には平治岳と北大船の尾根が見える。 
 急登と虎ロープ 予想していたとおり、きついところには虎ロープが...。ダブルストックをザックにしまって、さあ、一踏ん張り。 
 北峰 急登にゼイゼイ息を切らせ、ついに北峰到着。 
 南峰の崩壊箇所  さっきまでいた南峰を振り返ると、北面は結構崩れていた。
 岩にたつと膝がガクガクします 大岩に登って(膝をガクガクさせながら)、大鍋と左手に大船山を撮す。 
 大船山 どこから見ても常に美しい大船山。 
 大鍋 南峰の北面崩れ。下は大鍋。 
 人に頼らず、自分で判断することが大事! 北峰で一緒になった登山者。

こちらの方について行って、大失敗。なんと、この西側10mに延びる道で、50cm程度の棒がある道筋をたどったせいで、危うく指山方面(危険!)に降りるところだった。元来た道に戻り、その分岐点から南東に斜めに降りる道を見つけ、無事大鍋方面へ降りた。 考えればGPSがあるのに、全く使いこなせてない。(恥)
北峰からの下り  北峰から大鍋の西端に降りるお鉢巡りの登山路 
 北峰から本峰へのきつい登り シャクナゲの森をすすむ。しかし、虎ロープがたくさんあるので分かる通り、とにかく急登。枝や根っこ、ロープを頼りに、ガシガシ登り、ゼイゼイ肩で息を切る。きつい!20分程度の登りが1時間に感じる。 
 北峰下りルート 途中、視界が広がる地点で、さっきいた北峰を振り返る。 
 本峰お鉢巡り入口(時計回り) 本峰到着。うーっ、死ぬかと思った。本峰の北端にはこの「大鍋小鍋」入口の標識がある。 
 本峰から北峰を見る 北峰の尾根道全景 
 本峰 本峰山頂です。 キアゲハがたくさん飛んでいた。
 北千里が浜 さて、再び西峰に向かい、すがもり越へ降りる。途中で、北千里が浜が完璧に見える地点でパチリ。 
 すがもり越の休憩所 すがもり小屋(古っ)、じゃなかった、避難所兼休憩所が見える。

結局、最初の計画は崩れ、三俣山をぐるりと回って、元来た道をたどることになってしまった。 
 すばらしい青空 すがもりでは10名程度の高校1年生らしき男子が昼ご飯を食べていた。そそくさと、岩ゴロの道を降りて、砂防ダムの一番下あたりから振り返ると夏空を思わせるきれいな雲と三俣山が...。今日はいい一日でした。 



硫黄山
 硫黄山尾根と青空
 竜胆
 アキノキリンソウ
 三俣山北峰
 大鍋
 大鍋
 今回の登山ルートをカシバードで
 今回の登山ルートをGoogle Earthにて
 
   なんと愚かなことか!GPSの使いこなしにはまだまだ修練が必要なようで...。ログはどうにかとれたので、カシバード(カシミール3D)とGoogle Earthで今回のルートを示しております。
 まぁ、何よりも天気に恵まれたので万々歳です。しかも、今日はいつもより1時間くらい早出だったので、1時半には登山が終わり(いつもなら3時から4時なのに)、馬子草温泉「きづな」(現在廃業)でのんびり温泉につかり、自宅にはちょうど4時に到着。4時半には枝豆をつまみつつ、第3の雑酒(偽ビール)でのどを潤すという夢のような一日でした。
 今回の課題はGPSナビの読み取りでした。次回、がんばります。


 次回は初秋の一目山、ミソコブシ、涌蓋山縦走です。
 
 
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