平成21年ミヤマキリシマ鑑賞コース









 九重登山のページ37
 

平成23年ミヤマキリシマ鑑賞コース

 
 (注)2017年6月7日時点でこのコース(平治岳北尾根ルート)は通行禁止となっています。
 
  平治岳北尾根コースをたどり、毎年恒例のミヤマキリシマ詣でに行きました。平成23年6月12日(日)。週間天気予報では11日土曜日は大荒れの予報。確かに九重町も大雨警報が出ていました。そのため、仕方なく土曜日を使っての山旅をあきらめ、本日に期待していたのです。週間予報では日曜日は雨のち曇り。これは行くしかない!
 しかし、天は我を見放したのか?2008年(3年前)と全く同じ状況、いやさらにひどい状況となってしまいました。登山路は川に変わり果て、靴の中はグチョグチョ。平治岳についても誰もいない。ところが、大戸越まで降りるとなんと10名をこす登山者が...。私だけではなかったミヤマ狂い!
 

2011年6月12日(日) 天候:雨  (後で聞いたらやっぱり警報発令中でした)

暮雨茶屋駐車場発 6:15 - 平治岳 8:28 - 坊ヶつるキャンプ場 10:09 - 暮雨茶屋駐車場 11:38 

 
 今回のコース
 2011年6月12日北平治コース地図
 
  いつもの通り4号集材路入口で振り返りパチリ。ここまで、誰も会っていません。もちろん、本日は駐車場を出るときから雨合羽を着こんでいます。
 駐車場といえば、現在大高組が進めている道路工事のため、吉部の暮雨茶屋先の一般路はすべて駐車できないようになっている。路肩にはロープが張られているし、コーンがおいてある所もある。
4号集材路入口周辺
  
 4号集材路に入って数十メートル歩くと、なにやら良い香りがする。モッコウバラかな?
バラの香り
  
 ロープ場をしのぎ、はしごを慎重に乗り越え、大窓はパスしてしばらく歩くと、ここヒージの野につく。このあたりのミヤマキリシマはほとんど終わっていた。それにしても登山路がプール状態だった。
ヒージの野
  
 これ、分かりづらいのですが、ヒージの野から先の登山路の様子です。まるで小さな滝です。
滝のようになった登山路
 
 出発して2時間10分程度で平治岳(ひいじだけ)山頂到着です。
 何となく見晴らしが良いと思ったら、周囲の灌木(特に枯れ果てたノリウツギなど)が切り払われてました。
 
土砂降りの平治岳
  
 そそくさと山頂を後にして、10m程度降りるとここも灌木が切られていた。晴れていたらちょうど黒岳方面がきれいに見えることだろう。
自然破壊か?それとも景観のため?
  
 山頂のミヤマキリシマは本日が見納めのようで。
ミヤマキリシマ
  
 あまりに雨が激しく、コンデジでしか写真が撮れません。そのコンデジも防水でないので、雨具の内側に隠して、必要なときだけ取り出してます。
ミヤマキリシマ
 
 
 マイヅルソウがちょこちょこと咲いていました。
 
マイヅルソウ
  

 平治岳南峰の下山路あたりの様子。咲きかけのもののありますが、ほとんど終わりかけです。今年は咲くのが1週間ほど遅れたようですが、昨日今日の雨でやられた感じです。
南峰下山路近くのミヤマキリシマ
 
  
 下山路が途中から変わってました。そういえば、昨年くらいに下山路で事故があったようで、急斜面を通行禁止にして、かなり西側に迂回するルートになってました。よって、時間も少しかかります。

 さて、これは下山途中のミヤマキリシマです。
下山路途中のミヤマキリシマ
  
 下山路が西に変わったせいで、途中で坊ヶつるが見えました。
下山路途中から見下ろした坊ヶつるキャンプ場
  
 大戸越(うとんごし)に着くと、結構賑やかです。昨日今日がミヤマキリシマのピークという情報があり、「雨が降ろうが槍が降ろうが」というやる気満々の方々が今から出陣です。私はガックリ肩をかかとまで落として、コロッケパンをぱくぱく食べました。
これから平治岳に登る人たち
 
  
 帰りは暮雨(くらぞめ)の滝方面から降りました。そうそう、坊ヶつるキャンプ場から鳴子橋への近道を通り、鳴子川を徒渉することとなり、ここで靴の中がグチョグチョになりました。(流れは膝近くまでありました)

 下の写真はまもなく急降下が始まる杉林です。
道が小川になってますね。
滝の流れのようになった道
  
 上の場所で、これから降りる所を撮したのですが、雨しか映ってない。
 忘れてならないのが、各方面の方々のお骨折りで、要所要所に土嚢や土止め、ロープ設置がされていることです。ありがたいことです。
雨がひどくて傘を差しました。



平治岳のミヤマキリシマ
 平治岳のミヤマキリシマ
 平治岳のミヤマキリシマ
 平治岳のミヤマキリシマ
 
  そうそう、久しぶりに大戸越から坊ヶつるキャンプ場方面におりました。相変わらず登山路はプール状態でしたね。一人一石運動のおかげでかなり石が置いてあるのですが、本日のような天気では焼け石に水(ちょっとたとえが悪いか?)です。それにしても、自宅を3時半に出発すると、午前中で登山が終了するのですね。(でも、超眠かった)おかげで、余裕を持って雨具の洗濯、HPの更新ができましたよ。

 今年のミヤマキリシマは雨の中でした。上記の2008年訪問時、平治岳は私の貸し切りでしたが、本日はそうはいきませんでした。晴れていたらさぞかし...と思わせるものがありました。なにせ、横殴りの雨では写真もなかなか撮れません。(本日は一眼レフカメラとGPSはしっかり防水しておきました。)ミヤマキリシマが終わる頃にはオオヤマレンゲが咲き出します。今年は梅雨の大雨がやけに早めに来てますので、どうなることやら?

 さて、次回は泉水山から大崩の辻経由黒岩山という、くじゅう連山の西部の山の紹介です。  
 
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