入山公墓から大船山・風穴コース









 九重登山のページ39
 

入山公墓から大船山・風穴コース 

 
 2011年8月11日、本日の天気予報が久しぶりの「晴れ」とあり、勇躍自宅を出発しました。本日は瀬の本経由、有氏(ありうじ)の今水駐車場に向かったのですが、瀬の本の三愛レストハウスあたりから見ると、九重は結構ガスってました。「仕方がない、山の天気はいつもこうだ。」と自らを慰めつつ、今水につきました。今回も、山野城入口から入りました。(こちらの道の方が広くて、走りやすい)
 さて、登りだして最初に困ったのが、虫です。川が近いせいか、アブやらヤブ蚊やらが多くて、ガラン台への分岐まで山登りに集中できませんでした。
 次に困ったのが、あまり人気のないルートゆえ、あちこち灌木が生い茂りすぎていて、歩きにくかったことです。でも、この時期のこのルートは野草にたくさん会え、撮影に大忙しとなり、ストレス解消におすすめです。 
 

2011年8月10日(水) 天候:曇り  気温:駐車場24度 山頂計測せず

今水発 8:09 - (39分)  -  ガラン台分岐8:48 -  (32分)  - 柳ヶ水分岐9:22 -  (52分)  - 入山公墓10:14 - (54分) - 展望台11:08 - (54分)  - 大船山山頂12:02 山頂発12:22 - (120分) - 風穴近く14:02 - (34分)  - ガラン台分岐14:36 - (29分)  - 今水駐車場着15:05
 
 
 今回のコース 
入山公墓から大船山・風穴 
 
ガラン台分岐標識 大汗をかきつつ、どうにかガラン台への分岐に到着。いつもは直進して東尾根へ行くところを、今回は左折して入山公墓へ向かう。ここからは少しくだって、テープに従って登る。
木に打ち付けられた標識 途中にもこのような標識が。
コンクリート道へ通じる道 静かな山道である。ここまで誰にも会っていない。
コンクリート道 上り詰めるとコンクリート道。一カ所倒木が完全に道を塞いでいるが、「なんのなんの」といいつつ、くぐる。それ以外にもこのように灌木が生い茂っている。
木に打ち付けられた標識その2 コンクリート道から右手に入る道があり(この標識の所)、素直に右折する。
アサギマダラを撮ったと思ったのに このあたりからアサギマダラがたくさん飛んでいて、それを撮ったつもりが何も映っていない。
フウロの群落 途中で一カ所、草原がある。ここはイヨフウロやワレモコウなどが咲き、是非一休みしたいところだ。
うち捨てられた看板 森林開発公団の看板が捨てられたかのようにおいてあった。
朝日に輝く柳ヶ水の標識 柳ヶ水の分岐。ここから右へ行くと大船山。

ごらんの通り、少し晴れ間が見えだしてきた。良い兆候である。
登山路のアザミ アザミも少し残っていた。
終わりかけのホタルブクロ 同じくホタルブクロも。
大岩 大岩のところで少し休憩。
萩の花 写真撮影と称する休憩がだんだん増えてきた。
秋の花、萩が咲き出した。
かわいらしいケルン かわいらしいケルンがところどころある。それ以外で迷いやすいところには赤テープがあるので、安心。といっても、このあたりは一本道だが。
板切分岐 板切分岐に到着。
入山公墓 板切分岐からすぐで、入山公墓。もちろん中川久清公に挨拶に行く。
入山公墓の石段 こけむした石段が時代を感じさせる。
入山公墓入口 まるで城跡のような石垣があり、入山公の説明版がある。
 中川久清公の墓 中川久清公のお墓

おこがましいが、同じ大船山好きの仲間としてじっと手を合わせる。 
ギボウシ コバギボウシ 
アサギマダラ やっとこさでアサギマダラを撮すことができた。彼らは人の気配を感じるとすぐに逃げ出す。
シモツケソウ そうそう、今回はシモツケの天下でした。登山路の至る所で咲いていた。 
見えにくいがノスリ これ、何も映ってないと思うでしょう。中心部にゴミみたいに写っているのが、大船山周辺に住み着いたノスリ。全部で四羽確認。 
展望台の様子 かなり高度を上げて林を抜けると、展望台(私が勝手に呼んでいるだけだが)がある。有氏から七里田方面の眺めがよい。 
山頂直下の直登口 やっとこさで山頂直下の台地に到着。あと3分で山頂だ。
さて、これは鉢窪から山頂まで直登をするコースの出口。かすかに赤テープが見えた。ここの足下には鉄のベンチらしき跡が残っていた。 
山頂の様子 山頂を見上げる。ノリウツギが白い点々で見える。 
御池(おいけ)  大船山山頂よりいつもの通り御池(おいけ)を見下ろす。 
むかしの山頂標識のあと 御池を見下ろす時に登った岩だが、よく見ると鉄の基礎がある。昔はここに山頂の標識があったのだろう。 
蝶は汗と尿がすき 山頂では二人の登山者にあった。
さて、蝶は汗のにおいに引かれるというが、キアゲハがTシャツに留まっていた。このキアゲハはこの山頂が縄張りらしく、他のキアゲハが来ると激しく威嚇していた。 
段原北東部の湿原遠望 昼食を終え、段原方面に降りようとすると途中でこのようなものが見えた。そう段原奥に2つ窪地があるが、より北東の窪地は昨日までの雨をたたえて湿原になっていた。 
米窪のフチから振り返って見た大船山  米窪を周回する。大船山の違う顔が見える。 

この後から徐々に急降下が始まる。
黒岳の様子 急降下の途中で、2カ所ほど黒岳を眺めるスポットが。この日はばっちり見えた。左が高塚山で右が天狗岩。 
気になる標識  苦労して風穴近くの分岐まで降りる。そこから右折するとすぐに例の標識の所へ。そう、上峠・雨堤方面の標識が今はこのようになっていた。迷わないように岩にペンキが至るところあり、安全となったせいか木の標識が新たに付け加えられていた。 
   
  大船山コースタイム
   



イヨフウロ
 イヨフウロ
 朝露に濡れたシモツケ
 フクオウソウ
 ママコナ
 ワレモコウ
 シモツケソウ
 シモツケソウ
 大船山山頂から見下ろした法華院温泉山荘
御池の日本庭園 
 見事な標識
 東側から雲が迫っている
 山頂から見た三俣山と星生山
 ホソバシュロソウ
 サイヨウシャジン
 マツムシソウがもう咲いていた
 
 
 今回のコースの見物はなんといっても野草です。ちょっと歩いては撮影の繰り返して、なかなか先に進めないほど、きれいな夏の花々が迎えてくれました。登りに時間はかかりますが、花鑑賞ルートとしておすすめです。

 今回の山行は下界が30度を超す暑さでうだっている中、気温24度でしかも曇り空のもと、しかもほとんど樹林帯を歩いたので、快適そのものでした。ただし、ウェアが夏用でなかったので汗まみれではありましたが...。もちろん、水分はたっぷり持参しました。まず、スポーツドリンク1.5リットル、お昼の食事用お茶350ミリリットル、極めつけは今水の炭酸水(現地調達)1.5リットルをハイドレーションシステムでいただくという具合です。でも、スポーツドリンクは半分程度しか飲みませんでした。何せ、NaClが結構入ってますから、血圧への影響を心配しました。

 膝はテーピングとCW-X、ダブルストックでカバーしましたが、姿勢が悪いせいか、帰宅後は腰痛になってしまいました。背筋を鍛えねばと反省しました。(現在、腰痛用ベルトをしてます)
そうそう、夏山バージョンとしてCW-Xの上は、スポーツ用短パン姿で登ったのですが、失敗でした。登る前から思ってましたが、案の定、段原から米窪を半周回する道の灌木で2カ所もCW-Xに穴をあけてしまったのです。悲しい。

 登山後は、温泉。そう、久住高原のしかも有氏まで来たのですから、当然例のアノ温泉に入りました。具体名は挙げません。最近は入浴制限もある(8/10から8/21<だったと思うは>1時間限定)ほどに人気が出てきて、これ以上お客が増えないことを祈るのみです。とはいえ、温めのお湯で血行促進を果たしてきました。 

 
さて、次回は夏の終わりの牧の戸から扇ヶ鼻への野草探訪の旅です。
 
 
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