吉部発大船山8の字コース









九重登山のページ41  
 

吉部発大船山8の字コース

 
 9月23日秋分の日。台風15号が去ったあと、快晴の日に山登りができる幸せをしみじみ感じました。本日は、いつもの吉部から大戸越(うとんごし)から北大船を経て、大船山のルートを8の字を描くように歩いてみました。
 朝4時半に自宅を出るとき、空は満天の星がきらめいてました。気温は11度。長者原付近は8度になってました。つい最近まで猛暑日だの熱帯夜だの言っていたのが嘘のようです。実際、本日の朝の気温は10度でした。快晴ですが、風も涼しく本当に歩きやすかった。やっぱり山歩きは秋に限りますね。(春は花粉が...。)
 

2011年9月23日(金) 天候:晴れ  気温:10度(朝)

吉部駐車場7:35発 - (3時間40分) - 大船山着11:15
(今回はGPSの電池がかんしゃくを起こし、データがとれませんでした。)

大船山発12:02 - (2時間43分) - 吉部駐車場着14:45  

 
 今回のコース(青点線部分は手書き) 
吉部発大船山8の字コース地図 
 
ハガクレツリフネソウ いつものように、吉部から鳴子川左岸(つまり川の西側、暮雨の滝方面)を登るとすぐに、ハガクレツリフネソウの群落の出逢いました。今年もたくさん花をつけてました。この時期にここを通ると本当に得をした気分です。
マムシ草 マムシ草が真っ赤でした。
吉部からののんびりした登山路 水平歩道。数年前に余分な杉が間伐されたので、日当たりが良くなり、すばらしい道になりました。こんな道なら誰だって歩きたくなりますよね。
暮雨の滝さき、上湯沢台への登り口 暮雨(くらぞめ)の滝分岐から10m程度先に進んだところで、右手を見上げるとこのような標識が20m先に見えました。これは上湯沢台への登り口のようです。赤テープのところどころありました。
スズタケの道 大船林道に出合ったところで、左折して鳴子橋を渡りました。本日は平治岳西麓のトラバース道から大戸越を目指します。
さて、このルートの唯一の欠点であったスズタケが見事に伐採されてました。本当にありがたいことです。これでしばらくはこのコース、歩きやすいです。
大船林道からトラバース道への入口 トラバース道の終点の標識
トラバース道 さて、それから大戸越への登りですが、ここもロープによって登山路がわかりやすくなっていました。これまではかなり分かりにくい登山路でしたがこれで一安心です。
土嚢が積まれた大戸越への登山路 さらに、V字カットの道には(おそらく九州電力の方々の尽力で)土嚢が積まれ、非常に歩きやすくなっていました。土嚢の中は石だの枝だの、様々でした。
大戸越(うとんごし)から平治岳を見上げる うとんごし(大戸越)から見上げた平治岳西峰
北大船への登りで由布岳を眺める 北大船めがけての登りです。途中で振り返ると、由布岳や鶴見岳がきれいに見えました。
ガレ場 いつものガレ場です。歩きにくいこと甚だしい。でも、なれたせいか本日は順調に高度を稼ぎました。
北大船付近から坊ヶつる方面を眺める 北大船手前の所から坊ヶつるや三俣山、天狗ヶ城、中岳方面を眺めましたが、ここは天候次第ではまったくガスの中で視界がゼロということがままあります。本日はお日柄も良く...。
北大船山窪地にできた池 北大船の東部の窪地には池ができていた。ここも段原の一部と言えるのだろう。
北大船山山頂 北大船山からの眺め
法華院温泉山荘を見下ろす 法華院温泉山荘も手に取るようです。右手の小屋はアセビ小屋。
窪地の池と由布岳 大船山山頂から再び山頂の池を見ました。なかなか良い景色です。
 別府方面  大船山山頂から東に目をやると、なんと別府湾までも見えました。(この写真ではちょっと分かりにくい〜)
大船山米窪の角(つの) さて、これは避難小屋奥から見た大船山の鬼の角です。(そんな風に見えるでしょ)
米窪野崎には天狗岩が見えた 同じく、避難小屋奥から米窪とその先の黒岳(天狗岩)を見ました。
 五合目  コンビニのパンをそそくさと食べ、12時には下山開始です。これは五合目の景色。
本日は三連休の初日でもあり、快晴でもあったので、大船山山頂は人だかりで賑わってました。(でも私がとったルートでは誰にも会いませんでしたが...。)
 坊ヶつるキャンプ場のテント 坊ヶつるキャンプ場。色とりどりのテントで賑わってました。帰る人あり、本日到着する人あり。明日も快晴でしょう。夜は気温は8度以下になることでしょう。 
 本日のルートを下から見上げる  本日の登山コースを振り返りました。ふー!でもあまり疲れませんでしたよ。
 大船林道 大船林道の4号集材路付近に咲くオタカラコウ 
 鳴子川右岸のハガクレツリフネソウ  鳴子川右岸(つまり川の東側)にもハガクレツリフネソウの群落が。この花は高度や地域を選ぶようですね。吉部の駐車場付近もたくさん咲いてました。
 300円駐車場の看板 さて、本日は暮雨茶屋の駐車場でなくて、隣にできた300円駐車場に駐めました。料金は中央に設置してある竹筒に入れます。入口は鉄山キャンプ場と暮雨茶屋の中間にある分かれ道を左に入ります。 
 駐車禁止の看板 高山組が治山ダムを造っているので、しばらくはこの道どこにも駐車できません。 
 300円駐車場 これが300円駐車場です。万が一タイヤがめり込んだら駐車場の持ち主のケータイに電話するようにと書いてありました。
駐車場の持ち主は古庄さん。
 駐車場入口 これが駐車場入口です。
   
 大船山コースタイム 
   



ハガクレツリフネソウ
 大船山
 イヨフウロ
 大船山山頂からの眺め
 大船山山頂から見た法華院温泉山荘と三俣山
 
  真夏の暑さや梅雨時期のガスから完全に開放され、本当に楽しい山旅を満喫しました。こんな日は珍しい。結構長距離を歩いたのですが(約2万歩)、傾斜がそれほどきつくなく、下りもゆったりと降りたので、膝・腰ともに痛くなりませんでした。(もちろんcw-xやテーピングは施しましたが)
 鳴子川沿いの登山路はすでに落ち葉で一杯でしたが、本当の紅葉は今年も10月下旬から11月になることでしょう。山頂の御池(おいけ)もまだまだ緑色でした。それにしても、平治岳登山路の改良工事には目を見張るものがあります。九州電力が持ち主だけあって、様々な手立てがなされているのに感心しました。
 それに引き替え、大戸越から北大船への道はミヤマキリシマやノリウツギが登山路をふさいでおり、歩きにくい。でも、この道は結構様々な花や木が残っているので大事にしていきたい道だと思います。もっと多くの皆さんがこの道を利用されますように。(でも、利用者が多すぎでV字カットの道になったのですが...)
 
 さて、次回はそろそろ紅葉を愛でる登山と行きたいものです。(でも湧蓋山の高原歩きも捨てがたい) 
 
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