坊ヶつる周回コース(温泉付き) |
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2012年の夏休みが終わろうとする頃、ふと思い立って九重を訪れました。というか、休みの日と天候が全く合わなかったのです。仕事のある平日は、嫌になるくらいの猛暑日・快晴。週末になると、曇りか雨。または週末に仕事が入る。それが続いたので、8月末ですが休みが取れたので、出かけましたよ。でも...。雨でした。7月末から8月上旬まで続いたあの暑さと晴れはどこへ行ったのか? こうなると、登山はさっさとあきらめて(だって完全にガスの中ですから)、森の空気を吸うことと温泉につかることに専念しました。牧の戸コースに次ぐ人気のある本日のコースですが、途中で会ったのは坊ヶつるでキャンプを終えて帰る途中の大学生らしきグループ4人だけでした! やっぱり、平日水曜日で雨の日に登るのはよっぽどの酔狂な人くらいでしょ(私のこと)。 |
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2012年(平成24年)8月29日(水) 天候:雨 気温:計測し忘れました (全行程5時間25分・・休憩68分含む) 7:40 長者原駐車場発 - 9:12 雨ヶ池 - 10:00 法華院温泉山荘着 11:08 法華院温泉山荘発 - 11:52 すがもり越え - 13:05駐車場着 |
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今回のコース | |
ご存じのタデ原(たでわら)です。指山はどうにか山頂まで見えましたが、他は山頂はおろか、山裾もガスの中に隠れていました。 | |
ミズヒキが数カ所で咲いていました。 | |
山道の入り口にはこのような「外来植物の種子除去マット」なるものが設置してありました。環境省もタデ原や坊ヶつるがラムサール条約で登録されて、九重の環境保護に重い腰を上げた感じです。とにかく、これは良いこと。この雨ヶ池コースは九州自然歩道の一部でもあるので、環境省がかなり整備していることを実感しました。 | |
でもこのような登山路は自然のままです。 | |
ところどころ、このような環境省の案内標識がありました。これは勿論、九州自然歩道をはずれた黒岳や大船山、また久住山には見られません。 | |
頭上の枯れ枝にご注意。と親切な標識までありました。でも、その枯れ枝も枝打ちされて、影も形もありませんでした。 | |
地図入れで現在地を知ることができます。上の地図のA地点です。 | |
昔、「九州自然歩道とは」という大きな看板があった地点です。森の中ですが、雨ヶ池コースのなかでも平たい休憩できる場所で、しかもこのように指山への分岐点でもあります。(A地点) | |
土石流が起こった地点まで来ると、雨がひどくなってきたので、雨具を着こみました。ザックカバーも。 | |
土石流の跡はやっぱりちょっと怖い。大雨でこんなに岩が(三俣山から)崩れ落ちてきたら、人間なんてひとたまりもありません。 | |
そろそろ雨ヶ池が近い地点です。ここは展望台といっても良い地点で、ベンチがあります。でも本日はガスの中なので湧蓋山どころか泉水山さえ見えません。地図のB地点。 | |
雨ヶ池に来ました。ママコナの群落がお出迎えです。 | |
木道もきちんとしたものに変えられてましたね。振り返って見たら、2008年の10月以来の雨ヶ池コースでした。変わるはずですよね。 | |
雨ヶ池の標識も立派です。こんな標識、今まで九重で見たこともありませんでした。 | |
マツムシソの群落 | |
さわやかで、大好きです。 | |
おや、萩の花がもう咲いている。秋が少しずつ忍び込んでいます。 | |
現在地の地図。雨ヶ池から少し高度を下げたところにある展望台です。(昔はなかったのですが、邪魔な灌木を取り払って、凄く見晴らしが良い場所です。晴れていたら、坊ヶつる、平治岳、大船山が一望できるはず) C地点 |
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さらなる驚きはこの木の階段です。ちょうど滑りやすい下りの箇所がこのように改善されてました。 | |
さらに、重機を用いて岩が打ち込んでありました。環境省、金かけたなぁ-。 なんだか、江戸時代からあったかのような、見事な石畳です。 |
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さて、駐車場から約2時間で坊ヶつるに着きました。分岐点もこのように、きちんと標識があります。 | |
その左手には立派な「阿蘇くじゅう国立公園」の説明板が。 雨ヶ池コースは吉部よりアプローチが長いので、しばらく敬遠していたが、ずいぶん変わりましたね。 また、森の中で迷いそうな所はきちんとロープが張ってあり、危険な場所へは入れないようになってました。すごい。 |
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案内板の後ろに、三俣山が少し見えました。 | |
数分後、山頂まで見えました。 | |
法華院温泉山荘周辺にはオタカラコウがたくさん咲いてました。 | |
これはアキノキリンソウ。 | |
法華院の標識には、どでかい登山靴のモニュメントができてました。 | |
雨にもうたれ、早めの昼食も終わったことだし、法華院に来たからにはやっぱり温泉でしょ。 おっと、タオルを車に置いてきたので、無印タオル(200円也)を購入。外来入浴は昔と変わらず500円です。 完全に貸し切り状態でした。 |
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食事と温泉で1時間くらい休み、11時過ぎに山荘を出発しました。そうそう、今回はDHCの「ランペプチド」を試してみました。登山前に一包(3錠)、運動中に1包、登山後に1包と指定通りに服用したところ、プラセボかどうかは分かりませんが、疲れをあまり感じませんでした。(とは言っても、今回は登山無しですから) | |
治山工事は今年の10月まであるそうです。 | |
北千里が浜へ向かう途中で振り返って取りました。坊ヶつると平治岳、大戸越あたりが見えました。(ちょっと、嬉しい) | |
ゴジラだのガメラだの、人は岩にもいろんな名前をつけるのですね。ゴリラ岩。 | |
すがもりへの登りでちょっと振り返って、北千里が浜久住分かれ方面を撮りました。夏休みなのに、寂しい限りです。 | |
すがもり越です。誰もいないのを良いことに、愛の鐘を鳴らしてみました。(久しぶり) | |
三俣の標識の横に何?「通行をご遠慮」だと!これじゃ、どこから三俣山に登れば良いんだ!などと心でちょっとわめきつつ、よく見ると上の方に白く「小鍋から雨ヶ池」「大鍋から指山」と指定されてました。これは本HPの総合案内のページにもあるように2011年5月付けの環境省からのお達しでした。 私のように勘違いして、環境省に文句を言わないようにしましょう。 |
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すがもりから坊原方面を眺めると、下界の温泉の湯気がきちんと見えました。さて、降りてから温泉に入り直そうかな? |
山に登らずに九重を周回するのは、実は初めてです。九重に来れば必ずなにがしかの山に登ってきたのに、これは退歩なのか?はたまた進歩なのか?まっ、とにかく雨の中をてくてく散歩してきました。でも、とびきりの自然と温泉付きですが...。こんな贅沢な散歩はなかなかできないのでは?と一人ほくそ笑むのでした。 さて、次回は秋の牧の戸をベースとした天狗ヶ城や中岳、稲星山などの周遊コースの紹介です。 |
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