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おすすめしない大船山コース |
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2013年の登りはじめはやはり、大船山と決めていました。しかし、まだ今年はユキワリイチゲに会っていません。ということは、男池を出発点としてコース選択をするしかないではないですか。ふーむ。いつもだったら、ソババッケから大戸越(うとんごし)へ向かい、北大船から大船山となりますが、今回は「よーし、やってやろうじゃないか!」となぜか気合いを入れて、男池から風穴へ向かい、あの大船山米窪への直登をして、大船山へ向かうことにしました。(今考えると、5ヶ月ぶりの山登りなのに、無茶をしたなと反省)
3月下旬の曇り空の下、男池を発ちました。しかし、風穴に着く頃には深く反省しました。はーー、「これから、アノ登りにつくのか!」と。同行した息子とお互い言い合いました。「タクシー呼ぼうか」「ロープウェイを作ったらどうか」「段原のくぼみに久住山遊覧ヘリを着陸させて、一気に降りては」など、実にたわいのない事で気を紛らわせました。それほどに、今回のコースはおすすめしません。
やっぱり、大船山は長者原や吉部、せめて今水あたりから攻める方が良いですね。少なくとも、男池から行くなら、大戸越経由で登るべきでしょう。 |
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2013年(平成25年)3月29日(金) 天候:曇り時々薄日さす 気温:8度 のち12度 行程時間:7時間57分(休憩など含む)
男池入口 8:26 - (51分) - ソババッケ 9:17 - (41分) - 奥ゼリ 9:58 - (20分) - 風穴 10:18 - (14分) - 大船山への分岐 10:32 - (57分) - 米窪縁 11:29 - (41分) - 段原 12:10 - (19分) - 大船山12:29着 - 大船山発 13:07
- (25分) - 北大船山 13:32 - (45分) - 大戸越 14:17 - (55分) - ソババッケ 15:12 - (71分) - 男池入口 16:23
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今回のコース |
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かくし水です。まあ、ここまでは足慣らしなので、なんてことはありません。マウンテンパーカの下に着こんでいたインナーを1枚脱ぎました。
かくし水の水量が少なくて、びっくり。
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シンボルツリーの「おひょう」が切り倒されてから、このあたりは明るくはなりましたが、やっぱりシンボルツリーがないのが残念。
かくし水までユキワリイチゲをところどころ見ましたが、曇りのせいか、どれも花を堅くつぼめていました。 |
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ソババッケ。おや、丸太が点々と置かれています。ここは湿気の多いところ。水没した場合の足場ですね。 |
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ソババッケから先はこのような岩の道が続きます。また、少しずつ登っていくのが、きつい。 |
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セリ口谷とよばれるここまできたら、「あー、黒岳に来たんだな」と思います。勿論、本日は黒岳が目当てではありませんが...。
とにかく、天然の岩がランダムに敷き詰められた道です。 |
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歩き始めて約1時間50分で風穴にたどり着きました。ここまでですでに疲労を感じています。どうなる事やら。 |
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風穴にはしっかり氷が残ってました。頼りとなるロープがかなりくたびれているのが心配です。 |
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風穴から再び岩積みの道を越えて、14分でこの分岐に到着です。
そうそう、本日は駐車場には1台も車が駐まっていず、私と息子の貸し切り状態です。だーれにも会いませんでした。 |
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あのいやーな登りが始まりました。急登に次ぐ急登。しばらく頑張ると、黒岳が見えてきました。 |
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分岐から登り初めて57分で米窪のへりにつきました。ここからは登りは少なくなります。
米窪から奥に頭を出しているのが大船山。 |
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縦位置でも撮りました。直径約500m、深さが200m。雄大な元噴火口でしょうね。
ここから段原をめざしましたが、芽を出し始めたミヤマキリシマの手荒い歓迎をしっかり味わいました。痛い。 |
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さて、段原から頑張って大船に到着です。思っていた寒さがなく、日差しもあってなんだか拍子抜けです。用意していたダウンベストは出番なしでした。
段原から頂上に一人登山者が見えたのですが、我々が着いたときには誰もいませんでした。 |
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そそくさと昼食を済ませ、「後はほとんど下りだから、楽勝!」などといっていたら、大戸越への下りのガラ場にやられました。クロボクのねめねめ道と火山岩のガラ場は必要以上に体力を奪い去り、我々は大戸越で本日の負けを認めることに。
そして、大戸越からの下りです。これは奥セリとソババッケの分岐。 |
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約8時間の山旅を終え、男池でくつろぎました。
しかし、本日は事情があって早めに帰宅せねばならず、温泉はお預けとなりました。残念。 |
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