ミヤマキリシマ平治岳コース(雨&クロボクとの戦い)









 九重登山のページ52
 

ミヤマキリシマ平治岳コース
(雨&クロボクとの戦い)

 
  2013年6月9日(日)やっと休みがとれるので、ずいぶん前からこの日に平治岳に行こうと決めてました。しかも、天気予報はまずまずのようなので、安心しきってました。(それまでの1週間がずいぶん好天でしたので)
 しかし、ふたを開けてみると夜から雨です。何年か前の再現か?ミヤマキリシマに会いに行こうとすると必ず雨が降るのが恒例のようになってます。しかも、今回は大戸越に着くと、かなりの風も吹いてます。山頂は完全にガスの中。登り専用路に取り付くこと10分で激しい風雨に責め立てられました。しかも、地面はクロボク。ヌルヌルネチャネチャ。すべるすべる。「ええい、こうなったらやけだ!」とばかりにひたすら山頂めざしました。その結果は写真の通りです。討ち死にーー!
 でもですよ、手のひらを返したような悪天にもかかわらず、団体の登山客の多かったこと。20〜30名のグループが数珠つなぎ状態でした。登り専用路をふさがれてはなるまいと、焦って取り付いたのは言うまでもありません。酔狂なのは私一人ではなかったと言うことで...。
 

2013年6月9日(日) 天候:雨  気温:18℃  全行程:5時間53分

 駐車場発7:00 -(44分) -  大船林道分岐7:44 - (23分) -  
鳴子橋トラバース入口8:07 - (1時間8分) -   大戸越9:15 - (32分) -   平治岳山頂9:47 -(56分) -  大戸越10:43(休憩) -(60分) -  鳴子川左岸分岐11:53 -(60分) -   駐車場着12:53
 
 
今回のコース  
吉部から平治岳コース(雨)地図 
 
 ガスの中のミヤマキリシマ
ミヤマキリシマ
 
 激しい風雨の中で一眼レフを出すのは勇気がいりました。
ミヤマキリシマ
 
撮影はわずか20秒
ミヤマキリシマ
 
おなじみの平治岳西側のミヤマキリシマ群落
ミヤマキリシマ
 
振り返って、山頂方面も
ミヤマキリシマ
 


ミヤマキリシマ  平治岳山頂の西側に広がるミヤマキリシマの群落。晴天ならばきれいなのに。
寂しい大戸越  大戸越。一人しか写っていませんが、実は手前の林の中に何十人も雨宿りをしていました。 
鳴子橋  恨めしいことに、鳴子橋まで降りてくると空が明るくなってきました。 
鳴子橋竣工平成11年  ガクッと肩を落として下を見ると、鳴子橋竣工の年が平成11年と分かりました。 
 
  追加:九重はもう夏鳥の天下でした。吉部あたりと大戸越あたりにはウグイスがまだ鳴いていましたが、平治岳のふもとは全面的にホトトギスがききなし通り「てっぺんかけたか」または「ほととぎす(これもききなし)」と元気に鳴いてました。
 また、鳴子橋を渡って、鳴子川左岸に行くと、卒業証書入れの筒をポンポンたたくようなツツドリが鳴いてましたね。さらに吉部方面に行くと、バスガイドがバックオーライの時に吹く笛のような音が...。ききなしでは「じゅういち、じゅういち」と鳴くのでこれはジュウイチ。どれも托卵をするカッコーの仲間。悪いやつです。
 
  今回は写真はさっぱりで、とにかく全身泥だらけになってクロボクと戦いました。雨は苦しくなかったのですが、雨具や靴が本当に泥だらけになって、疲れて帰ってからも泥落としや洗濯に時間を取られました。一体何をしに九重に行ったのやら?骨折り損のくたびれもうけ!
 でも、平治岳山頂で出合った中年男性が困ったようにして「どちらから来られましたか?」と聞くので、本日のルートを教えると、ご本人はなんと雨の中、北尾根を登ってきたとのこと。「ハシゴから上は大変だったでしょう」などと話していると、どうも北尾根は初めてのようで、下山ルートが分からないとのこと。お節介な私は大戸越までガイドをして、無事坊ヶつる方面へ彼が降りていくのを見届けました。ちょっとしたことでも、人のお役に立てると嬉しいものですね。 

 さて、次回は大曲発の北千里ヶ浜経由で中岳往復という夏の山旅です。
 
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