赤川から扇ヶ鼻・久住山コース









九重登山のページ54  
 

赤川から扇ヶ鼻・久住山コース

 
 (注)2018年8月時点でこのコース(赤川から久住山直登コース)は通行可能となっています。
 
 今年は運に突き放されている感じです。今回は9月中旬、3連休の中日に赤川から扇ヶ鼻・久住山を巡るコースを選んだのですが、実はこのコース8月24日に一度チャレンジしたのです。でも、その日は大雨洪水警報が出るくらいの天気。「今度は大丈夫だろう」とたかをくくっていってみると、やっぱりガスだらけ。しかも、台風並みの強風(体感で風速25メートル、風で身体が飛ばされそうになった)。お目当てのマツムシソウも強風で被写体ぶれの嵐。唯一の救いは、久住山直下の赤川ルートが結構改善されていることを知ったくらいです。
 ガスと強風で、道行く人たちもなぜかうつむきがち。返ってくる挨拶も湿りっぱなしでした。それはそうですよね。久しぶりか初めて来た久住山がまともに見えない登山なんて。まぁ、そういうときは野草を観賞しましょうよ。
 
2013年(平成25年)9月15日(日) 天候:曇り  気温:駐車場20度 山頂16度  全行程:4時間50分(食事・休憩含む)

赤川駐車場発 8:00 - (90分) - 扇ヶ鼻 9:30 - (75分) -  久住山10:45 - (65分) - 赤川駐車場着 12:50
 
 今回のコース 
2013年9月15日 赤水から扇ヶ鼻・久住山コース地図 
 
 8時ちょうどのあずさ2号で、じゃなかった8時ちょうどに出発です。出発から何となく投げやりな感じ。
ここは赤川から登って、扇ヶ鼻への分岐を左にとって、ちょっと上がったところ。
 
扇ヶ鼻への登り
 
 ススキの原っぱに出ると、右後ろに肥前ヶ城と久住山の下半身が見えました。展望はもちろん望めそうもない。「ウーっ」とうなりつつ、再び登ります。 
ススキの原っぱから久住山の裾を見る
 
 晴れたら開放的であろうススキが原
ススキが原の後は、クマザサの原っぱ
 
  ホクチアザミが咲いてました。今日は仕方がないので、花を撮ることに専念しましょう。(iPhoneにて撮影)
ホクチアザミ
 
  扇ヶ鼻山頂前分岐の近く。このように、扇ヶ鼻一帯はミヤマキリシマ保護のために白いロープで規制されてます。
そうそう、牧の戸から扇ヶ鼻へのショートカットも規制されてました。
ミヤマキリシマ保護用ロープ
 
  フクオウソウがあちこちで咲いてました。風に揺れてます。
風になびくフクオウソウ
 
  ひとまず山頂へ。ものすごい風です。誰もいません。この後、5分くらいして、5人くらい来ました。台風並みの風。
強風の扇ヶ鼻山頂
 
  扇ヶ鼻のシンボル岩。深閑としてます。聞こえるは風の声のみ。まさに風立ちぬ。ウー。
扇ヶ鼻の岩
 
  分岐のところで、下のマツムシソウやヤマラッキョウを撮り、すたすたと尾根道を歩きました。途中で少しガスが切れて、星生崎が見えました。ここはいつ見てもかっこいいですね。
西千里が浜からガスが切れた星生崎を見る
 
  避難小屋前でウィダーインジェリーを食べ、ものすごい強風(風速25mはあった)の久住分かれを過ぎて、尾根道を辿っていると、すこし久住山が見えました。でも、油断すると風で身体が持って行かれそうに。こういうときはストックで踏ん張るしかありませんね。
久住分かれから久住山を見る 強風
 
 山頂は約50人の人々で賑わってました。山ガールも参上(山上)です。だじゃれを言うしかない。とにかくガスだらけ。
食事は風を避けて、阿蘇側(南側)の岩陰にて。
 
団体さんの中に山ガール出現
 
 ちょこっとだけ本日の出発点、赤川方面が見えました。
 久しぶりに久住山直下を降りるので、降り口を探すのに2〜3分かかりました。山頂から20mくらい戻ったところでしたね。
 
久住山山頂より赤水方面を見下ろす
 
  さて、最初は大した斜面もなく順調。で後は、あの嫌な下りが待っているのか?と思っているとなんと、このような文明が!木の階段です。凄い!
整備された登山路 大分大学さん、ありがとう
 
  途中で、振り返ると、久住山の手前の出っ張りが見えます。
久住山の前峰を振り返る
 
 肥前ヶ城の雄大な断崖
雄大な肥前ヶ城の断崖
 
  肥前ヶ城と久住山の間から、星生崎のてっぺんが見えました。
星生崎がちょっと見えた
 
  またもや、元足下の悪かったところがこのような状態に!まるで、Before Afterを見るかのよう。
後で分かりました。大分大学工学部の発案で、登山道の保全をしてくれていたのですね。関わられた皆さん、ありがとうございます。おかげで、かなり気が晴れました。
中腹から赤水までこのように整備されている
 
  2009年4月から取り組んでいるとのこと。すばらしい。でも、自然の力はものすごく、何カ所かは階段がはがれてました。仕方ありませんよね。
整備している旨を記す看板
 
 今日は、黒川温泉ではなく、奴留湯温泉にてぬるーく、汗を流しました。大人200円也。もちろん、岡本とうふ店で豆腐と揚げをゲットしました。 
37度程度のぬるーい温泉 10年ぶり



アキノキリンソウ
 被写体ぶれするマツムシソウ
 ヤマラッキョウ
 マツムシソウ
 ワレモコウ
 咲き出しそうな竜胆
 ママコナは終わりかけ
 
  すさまじい風の歓迎を受け、涙もちょちょぎれんばかりです。私の好きなイヨフウロも終わりかけ。写真はあえて撮りませんでした。それにしても、この風は本日関東方面を荒らし回った台風18号(980hPa)のせいでしょう。
 福岡も帰ってみると、雨も風も結構強かったですね。そうすると、九重で遊んでいる間は雨には全く遭わなかったのは幸いだったのかも知れません。まぁ、ものは考えよう。強風の元とはいえ、都会ではまず会えないきれいな野草に会えたのですから、日々好日と言っておきましょう。

 さて、次回は秋の大船山といえば紅葉ですが、2013年は紅葉は少し遅れ気味のようで。 
 
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