平成27年 冬の九重満喫









九重登山のページ63  
 

平成27年 冬の九重満喫

 
  2015年、平成27年になりました。お正月からだらだらとした生活を続け、このままではいけないと思いつつも、山に向かう気力が欠けつつありました。ところが、近くの書店で何気なく見つけた雑誌。このところ購入していなかった、西日本新聞社発行の「のぼろ」です。表紙を見て、ズガンと脳天にショックを受けました。おなじみの天狗ヶ城の山頂標識があるではないですか。しかも、エビのしっぽをつけて。
 ウーム、車にチェーン巻いてまで行くか?などとうだうだしてましたが、第4土曜日が休みで、しかも晴天の予報。勇躍九重に向かいましたよ。
 慣れない手で昔のやまなみハイウェイの料金所があった所でチェーン巻きです。かろうじて巻いたもののガタガタ音がします。仕方なく時速30キロ弱でそろそろと牧の戸に到着。着くと、なんと広い駐車場が8割方車で埋まってました。皆さん、考えは同じなんですね。娘に買ってもらった6本歯のアイゼンが役に立ちそうです。
 
 2015年1月24日(土) 天候:快晴 気温0℃ 山頂-2℃

超有名コースなのでデータは以下の通り 牧の戸発9:00 天狗ヶ城11:30
牧の戸着13:15
 
寒さのためiPhoneはおろか、GPSロガーも途中で電池切れを起こし、地図もなしです。
 
  まずは、沓掛山手前の展望台から雲海に浮かぶ阿蘇の勇姿です。昨年12月頃から中岳の噴火が続いているようです。
2015年(H27年) 冬の九重漫喫 雲海
  
 沓掛山から今日たどる道を眺めます。左に三俣。中央に星生がどっしり構えています。
沓掛山から星生山方面
 
沓掛の霧氷
霧氷
  
 避難小屋手前の高台から久住山(右)と天狗ヶ城(左)の競演を眺めます。天気も最高。途中ですれ違った登山客から、「御池(みいけ)の氷はギンギンに凍っていましたよ。」などと言われ、「こうしてはいられない」という気分になり、思わず足が速くなりました。
久住山と天狗ヶ城の競演
  
 九重連山の盟主、久住山。今日は眺めるだけです。
冬の久住山
  
 久住分かれから三俣山です。こちらもすっきり眺められました。(下山中には中腹以上はガスにおおわれてましたよ。)
冬の三俣山
 
  
久住分かれでくつろぐ登山者たち
久住分かれ
  
 さて、久住分かれからひとがんばりして、御池の畔に到着。すると、情報通りギンギンに凍っています。もちろん池の真ん中までしっかり歩けます。写真はS工業高校の登山部の皆さん。
久住御池(みいけ)を横断する
  
 ここ掘れ、ワンワン。じゃなく、ここに御池の氷が見えると赤い登山服の方が教えてくれました。なるほど、分厚い氷が張ってました。『九重の自然と歴史』によると、御池は直径120メートル、水深3メートルとのこと。バリンと氷が割れたらおおごとですね。
御池の上
  
 御池の東岸から避難小屋まで行き、そこから中岳へ向かいます。西風が寒い。しかし、あまり苦労せずに中岳到着です。振り返る感じで、左の久住山、中央下にはさっきいた御池、右には天狗ヶ城が見えます。
御池避難小屋から中岳へ
  
 おなじみ大船山の立派な山容です。平治岳奥には由布岳が見えますね。
大船山のやまなみ
  
 もちろん南には祖母山も。
雲海の向こうに祖母山系
 
  
 久住山のバックには雲海が。これぞ冬山って感じですね。
これぞ冬山っぽい
  
 天狗ヶ城到着です。写真を撮ったら、ダウンベストを着こんで、買っておいたパンを頬ばります。気温マイナス2℃ですが、風を受けるとさらに寒く感じます。
天狗ヶ城山頂
  
 白の世界

 御池のバックの丘には慰霊碑が見えますね。御池の左後ろには馬洗い池。
白の世界
  
 「のぼろ」に触発されて登った今回の山行。雑誌と同じものをパチリ。
霧氷の天狗ヶ城標識
  
 さっきまでいた中岳です。
中岳を振り返る
 
  
 とにかく、空が蒼い。群青色というか、ちょっと黒く感じるほどの青空が本日のご馳走でした。
空が蒼い
 
  久しぶりの冬の九重を満喫してきました。これほど天気の良い冬の九重は初めての気がします。また、新調したアイゼンのせいかもしれませんが、冬は雪で段差がないので、思った以上に歩きやすかったのが意外でした。緑のない世界はあまり好きではないのですが、これならたまには出かけてもいいかな?と思った次第です。
 帰りには炭酸泉にじっくり入り、疲れを癒やして帰宅しました。 


 さて、次回は3月末の恒例行事。ユキワリイチゲとマンサク探訪です。
 
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