2017年11月 三俣山に翻弄される









九重登山のページ77  
 

久しぶりの登山・・・三俣山に翻弄される

 
  2017年11月1日、お日柄も良くではなくお天気も良く(天気予報では)、久しぶりに紅葉を紅葉目当てで三俣山に行くことにしました。右肩の鍵盤断裂ということで術後3ヶ月は腱が再生するのを待っておりまして、10月にはもうOKサインが出ていたのですが、足腰がなまっており、かつ重いザックを担いで良いものか?などとうじうじ考えていたら、とっくに日本シリーズが始まり、あっという間に11月になっとりました。
 もうこうしてはいられない。(ワープロで変換すると「猛攻してはいられない」となってホークスファンとしては「猛攻せよ」などといいたくなるところだが、ここでは全く関係ない話。)リハビリの合間を縫って、勇躍くじゅうにむかいました。(そんな大げさなことではないが)
 しかし、神様はだらけた私をちゃんと見ていたのです。8時のすがもりの天気=ガスだらけ。あたりは白・・・。三俣山といい、星生山といい、大船山はもちろん、みな雲の中です。ウーム。それでも朝4時起床して、高速料金も往復で5000円以上かけているわけですから、撤退はできません。はてさて。
 
 
2017年11月1日(水) 天候:晴天 ただし山頂はガス 気温:7℃ 全行程 4時間39分

 大曲駐車場発 7:15 - すがもり越え 8:05 - 三俣山本峰 9:07 - 9:33から9:48まで15分間うだうだと西峰横にて撮影及び待機 - 三俣山本峰再度 10:05 - 大曲駐車場着 11:54
 
 
 今回のコース 
 三俣山に翻弄される地図

登り直しの様子
  
ピークが2コブですね。
 標高 登り返しの図
 
すがもり避難小屋より 8時過ぎのすがもり越えからの風景です。本当に気が滅入ります。久しぶりのくじゅうなのに、なんでー!と心の中で叫んでました。
避難小屋では6〜7人の登山客が私同様ひたすらたいきしてました。
待ってもらちがあかないだろうと判断し、休憩5分で出発しました。
   
ガスの中の三俣山本峰 ふーー。本峰です。まっしろけーです。思わず家族にLINEでビデオ通話して現状を報告しましたよ。(9時過ぎです)えーと、本峰では電波は通じてました。結構クリアに会話できました。それより、自宅の外の空、快晴でした。思わず「ムッ」となるのは仕方がないとお思いください。
ガスで何も見えない 大鍋を見下ろします。心眼でそのきれいな紅葉を眺めております。(ウソです、半分べそかきながら撮影してました)

気温は7度ですが、凄い風が吹いてました。

肩をかかとまで落として、すがもり越えへ戻ることにしました。
   
西峰横に戻る 西峰横に移動というか、戻ってきました。9時30分過ぎです。それまでガスで見えなかった西峰とW峰との谷がちょっとだけ見えました。おや、天気が回復するのかな?なんせ、今日の大分西部の天気予報は快晴。この地域に張り付いているのは早朝現れる雲海なのでしょうか?とすると、このガスはなくなるのか?

【A】
   
西峰横で少しずつガスがとれ始める うだうだ未練がましく西峰横にて星生や中岳方面を撮ってます。雲がグングン凄い速度で流れてました、西から東へ。
本峰分岐点が見え出す さっきまでガスの中だった南峰と本峰の分岐点が見え出しました。かすかに登山客が見えます。 
大船山まで見えだした 日差しが出てきました。8時から9時までは弱い日光でしたが、今となっては強力な日差しとなりつつありました。
登り返し もうこうなったら登り返ししかありません。
これで勉強しました。「朝霧は9時過ぎまで待て!」ですね。

さて、本峰へは全力ですたすた登りました。晴れるとやる気が違いますね。到着すると、「戻ってきたんですね」と先ほど西峰あたりで出逢った方達から言われてしまいました。
   
本峰での紅葉を楽しんでから西峰に戻る 本峰への2回目の登山が終わり、再び西峰横に来ました。すばらしい景色です。星生山がきれい。

本峰からの眺めは下の写真にてどうぞ。もう紅葉は終わりかけのため、色は少し盛ってます。(ニコンNX2にて黒を増して、コントラストと色彩をアップしてます)ですから、これから登山される方はあまり期待しないでください。10月上旬に大船山で紅葉は始まり、中旬に久住山や三俣山は紅葉の盛りとなります。
   
航空自衛隊練習機 空にトンボのように見える影は航空自衛隊の練習機です。何度も練習飛行を繰り返してました。本峰すれすれに飛ぶものもありましたよ。
本峰 ガスが晴れて続々と登山客が登ってきました。
大船山 西峰横からの大船山の眺め。1時間前のガスは完全に消えてました。【A】の写真と比べてください。
 ふもとの紅葉 紅葉前線は確実に山を下りつつあります。ここは硫黄山道路から見たいわゆる長者原周辺の林です。 タデ原周辺の林は見事な紅葉でした。
登った三俣山を振り返る 大曲駐車場から登ってきた三俣山を振り返ります。駐車場周辺の道路には何台も車が縦列駐車されてました。
山里の湯にて 午前中で闘いが終わったので、ゆとりを持って山里の湯に浸かりました。貸し切りです。
12時50分に上がって、昼食。いつものコンビニパンと午後の紅茶です。
 九酔溪の銀杏 山里の湯の女将さんに「九酔溪はもう通れますか」と聞いたところ、「10月28日に一部交互通行ですけど開通しましたよ。 」とのこと。こうなれば九酔溪の紅葉に期待がふくらみます。
左は桂茶屋の銀杏の木です。

しかし、九酔溪はまだちょっと紅葉には早すぎで、紅葉がまだ赤くなりかけの状態でした。下の九酔溪の写真も盛ってます。
   



北峰の紅葉
 北峰
 遠望
 
ついでに11月1日現在の九酔溪の様子(10月28日から九酔溪は通行可能です)
 九酔溪の紅葉
 九酔溪の紅葉
 九酔溪
 
 あやうく三俣山の紅葉を見逃すところでした。心の目で見てきたぞー!などと言っても家族に馬鹿にされるだけでしょうし、やっぱり「待てば海路の日和あり」「待てば三俣の紅葉あり」ですね。11月に入ったので、標高1000メートルあたりからどんどん紅葉前線が降りてくるでしょう。
 今回はどうにかガーミンちゃんも動いてくれ、ログがとれました。念のためYAMAPも動かしてましたが...。やれやれです。ところで、一番心配していた肩はちょっと痛みましたが、まぁ大丈夫でしょう。膝と腰はテーピングとcw-xで補強していたので、炭酸泉の効き目もあり、これも大事には至りませんでした。なんだか、中年の親父が満身創痍で登っている感じがあらわで、情けない。 


 さて、次回は2018年3月春の恒例行事。マンサクとユキワリイチゲ探訪です。
 
 
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