久住高原ハイキングとユキワリイチゲ







 九重登山のページ104
 

久住高原ハイキングとユキワリイチゲ

 
 2022年3月24日(木) 

 ようやく九重にも春が来て快晴の空のもと、久しぶりに一番水登山口に来ました。今日はマンサク詣では二の次で、のんびり春光を浴びながらの「ハイキング」がお目当てです。一番水に到着したのがすでに10時56分ということで、朽網分かれに来る頃にお昼となってしまいました(家族とハイキングなのでスローペース)。予定通りというかやむを得ずというか、山桜の下に腰掛けて、昼食としました。
 それからのんびりともと来た道を引き返します。お散歩ですね。一番水到着が12時50分です。
 
 いつもなら車で「ぐるっとくじゅう周遊道路」を反時計回りして男池からかくし水まで向かうのですが、事前に手に入れた情報により、男池から東側の道路が通行止めになっていることを知っていたので、違う場所で春の野草を愛でることにしました。それが籾山八幡社です。ここには階段の横の道沿いに様々な春の野草が生えているそうで、楽しみです。
 
                
2022年3月24日(木) 天候:快晴 気温:8度  総行程:1時間54分

一番水 10:56 - くたみ分かれ - 一番水 12:50 
 
 今回のコース 
 
 

一番水への丸太橋がコンクリートになっていました。
一番水への橋が木から土管コンクリートになった
 
マンサクは諦めましたが、このルートはサンシュユがたくさん
サンシュユ
 
 
 最近降った雨がくじゅうでは雪になっていたようです。沓掛山や久住山の頂上は白く輝いていました。
くたみ分かれから見上げた残雪
 
 
 昔とかなり様子が変わってしまった朽網(くたみ)分かれ付近。丸太橋が4本の大木に変わって安心して渡れます。
くたみ分かれへの丸太が太くなった
 

 籾山八幡社に到着しました。本殿に通じる階段を大きな杉の木が何本も取り囲んでいます。
籾山八幡社
 


 大分県指定天然記念物の大欅(大ケヤキ)です。樹齢1,000年と言われ、この社の御神木です。根張りは8.5mもあるそうです。パワースポットらしいです。
御神木の大ケヤキ
 

足元には祠もあります。
祠
 

すみれでしょうか
エイザンスミレっぽい
 

はこべが可愛らしい花をつけてます。
はこべ
 

すみれ
エイザンスミレか? 
 
 ユキワリイチゲ
ユキワリイチゲのお目覚め 


 Spring ephemeral (スプリング・エフェメラル)は春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称というそうです。「春の妖精」とも呼ばれます。 
ユキワリイチゲ 

一輪しかないが、ニリンソウらしいです。 
ニリンソウとのこと 

福寿草 
フクジュソウ 

福寿草の群生 
フクジュソウの群生 

キケマン 
キケマン 
 
 足慣らしにもならないハイキングでしたが、天気にも恵まれ家族でにぎやかに楽しむことができました。ミソサザイやうぐいすがにぎやかな鳴き声を聞かせてくれ、ヤマガラなどが林の中を飛び回っており、春本番を感じることができました。外界ではソメイヨシノの開花から数日が経ち、そろそろ三部咲き程度になるころです。
 
 さて、初めて訪れた籾山八幡社はなかなか風格のある神社でした。5月にはシャクナゲが参道の階段を飾ってくれることでしょう。山門前にはおおきな木があり、天然記念物にもなっている大ケヤキとのことです。参拝を済ませて、右手の坂道が野草天国です。階段横はイチゲが所々にあり、今回はお目にかかれませんでしたが、アズマイチゲもあるようです。下りかけて左側の台地にはあたりを黄色く照らしてくれるほどのフクジュソウの群落があります。大ケヤキでパワーをもらい、春の妖精たちに癒やされました。
 帰りがけにいつもの場所でふきのとうを摘んで、帰宅後は三分の一は天ぷらで、残りはばっけ味噌(ふきみそ)にしました。春分の日につくしの卵とじも食べたので、満ち足りた気分になりましたよ。これからは筍や木の芽、タラの芽あたりが楽しみです。(食べることばっかり!)  


 さて、次回は2022年ゴールデン・ウィークの吉部から大船山ピストンという単純明快な山旅です。というか大戸越まで足を伸ばす体力に自信なしです。
 
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