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8時には予定通り車を八丁原にある一目山登山口駐車場に置いた。ほとんどの人がそのまま一目山方面に向かっているのを無視して、おもむろに電話をかける。ハトタクシー(湯坪)を呼びつけ、2180円也で地蔵原登山口まで高速移動。
利用者が少ないが、自然の残ったよいルートです。8:32。 |
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登山口からアスファルトの道を登る。右手には牛小屋があった。ここは開拓地。まっすぐ行くと8分で次の車止めまで達する。 |
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右手に「地蔵原」と書いた標識あり。この部分にも車を駐めることは可能のようだ。 |
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車両止めである。しばらくは自然林と杉林が混在する森を進む。途中にはコンクリートの部分も若干残っている。
ここから山頂まで約2キロ。700mの高度差である。 |
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こんな感じの道。登山者は少ないようだ。この後、左へカーブするので注意が必要。土はクロボクである。 |
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右カーブするところに「地蔵原」と書いた青い標識があった。そのほか、気をつけるべきところには赤テープがある。 |
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すばらしい自然林。ここは黒岳か?と思うくらい。でも徐々に傾斜がきつくなった。大汗をかく。 |
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登りだして40分。7合目らしきところで林道に出合う。左手にこの標識が。林道を左へ10m程度行くと、2つ下の写真の登り口がある。 |
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こんな感じの林道。はげの湯・岳の湯方面から延びる林道らしい。 |
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林道出合から10m左のところにある取り付き部分。虎ロープと白い布がある。難しそうだが、たいしたことはない。ちょっと登って、右手へ登っていく。 |
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湧蓋の東斜面をしばらく登ると、遠望がきくところがある。左手前には天ヶ谷池が見える。 |
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傾斜はきつい上に、スズタケやススキ、ミヤマキリシマが邪魔をする。おかげでズボンがびっしょりだ。 |
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登山路が明るくなったと思ったら、山頂に着いた。10:03。登りだして約1時間30分。山頂は南北に平らで見晴らしもよい。 |
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山頂の祠。 |
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泉水山方面を見るが、ガスがかかってあまりよく見えない。山頂には岳の湯方面から登ってきたという中津江村在住の方が一人いただけで、二人で湧蓋を貸し切った感じであった。 |
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これから辿る女岳からみそこぶし方面を見る。 |
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山頂には立派な標識が。でも本当は1499.5m。 |
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山頂南西部には「小国・岳の湯」方面への表示が。 |
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南西への道を進むと、このような女岳に通じる尾根道が見える。急坂なので慎重に降りる。しかし、久住山から赤川への下りとは雲泥の差。こちらは開放感があり「気持ちいい!」 |
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尾根道の途中で、東部の谷を見下ろす。大将軍あたりから見る景色では見ることのできない、結構深い谷だ。 |
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10分で女岳到着。10:25。登りだして1時間50分程度。ここから以降何度も美しい湧蓋山を振り返ることになる。一体何度振り返ってみたことか。 |
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ルンルン気分で歩いていける尾根道。秋の高原をゆったりと楽しむ。登山路にはリンドウとヤマラッキョウがたくさん咲いていた。 |
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徐々に高度を下げていくと、「湧蓋越え」につく。ここには2005年の台風で壊れたひぜん湯(筋湯)方面からのびる林道と出合う。ここは左(東)へ50m程度行くと、右手(南)に下の写真のような赤テープがたれている。 |
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みそこぶしから来た登山者用に「湧蓋山」とあるが、逆コースの人はここから南下するとみそこぶし山→一目山コースの入口でもある。 |
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牛が出入りできないようにこのような仕掛けがある。どうも、この先から一目山の麓までは放牧地のようで、牛糞が至る所にある。踏まないで歩くことは困難。ちなみに、みそこぶしの山頂にも立派な「落とし物」がいくつもあった。 |
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土日はこの付近の放牧を自粛しているのか、全く牛は見かけなかった。湧蓋越しから気持ちよい放牧地を左(東)に横切り、みそこぶしが見えてきたら尾根道沿いに右(南)へ登り出す。きれいに登山路ができているので迷うことはない。 |
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なだらかな道を上り詰めると「みそこぶし山」山頂である。1296m。11:20。登りだして2時間50分程度。今回の昼食スポット。前々からこの「みそこぶし」という名に興味を持っていたので、なんだか達成感を味わう。
中津工業高校の先生と生徒さんが4人休んでいた。 |
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みそこぶしから一目山、八丁原地熱発電所あたりを見る。 |
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みそこぶしからの景色。ススキがいい感じ。 |
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振り返り見る湧蓋山。 |
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みそこぶしはなんと4等三角点。久住山や大船山と比べても控えめでいいではないか! |
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左手奥に泉水山。右手の煙は八丁原地熱発電所。 |
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みそこぶしを後にする。このような標識があった。まっすぐ行くと「一目山」とある。 |
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登山路は左側に岩ごろごろの2mの道と、それに平行して右(尾根側)に歩きやすい道がある。
振り返り写真の左は湧蓋、右はみそこぶし。 |
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登山路を右へ急カーブの地点にはこの「一目山」の標識。みそこぶしから一目山までは結構距離がある。 |
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上の表記箇所から登山路を眺めたところ。 |
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ナギナタコウジュ。
登山路は全くの平坦地。 |
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急に文明に出会った感じ。アスファルトの舗装路があった。一目山の北西を通る道。
一目山へは左側の道に沿って、写真中央の縦に延びる道を行く。 |
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上記アスファルトの道の反対側には30m先の九重の「湧水」の表示が。ただし、面倒くさくて行きませんでした。 |
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さて、これは私道らしい。ここから右(南)へのまっすぐの登りで、一目山へ行くが、面倒くさい場合はこの道を辿れば、そのまま駐車場へ着く。 |
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一目山へまっすぐ通じる登山路。5〜10分間の最後の汗かき。 |
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登山路の途中、きついので写真をパチリ。これが意外とペースを保つのにいい。今まで登ったコースを振り返る。 |
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一目山の小さな表示。1287m。12:35。登りだして約4時間。ここまで来ると、元来た駐車場が目と鼻の先に見えるので安心する。 |
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一目山の岩(九重スキー場をバックに)。 |
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八丁原地熱発電所やら何やらの煙がもくもく。 |
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最後に、一目山から湧蓋山を振り返る。
遠くから見るとまっすぐ通っていると思われた尾根筋だったが、実は複雑に入り組んでいることがよくわかった。 |
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一目山の岩。 |
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降り口から見上げた一目山。ススキが遅かった秋の到来を教えてくれる。 |
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一目山の登り口。 |
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駐車場から一目山への入口。私道なので、無断進入禁止。登った先には湧水があった。 |
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一目山の駐車場。ここが本日の縦走の出発点でもあり、到着点でもある。車は20台くらい駐められる。 |
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このところ心配していたのが、不便なので使われなくなった登山路はどうなっているかということでした。20数年前の記憶でも、登山者の少ない地蔵原ルートがどうなっているかを踏査するためもあり、今回のタクシー利用の無理矢理縦走コースでしたが、やはり地蔵原ルートは少しブッシュ化が進んでいる気がしました。その反面、一目山から湧蓋ルートではわからない湧蓋の奥深さがわかるのがこの地蔵原ルートだと思います。湧蓋の北東斜面は意外と自然林に恵まれ、黒岳のような味わいがあり、みそこぶしから一目山は伸びやかな高原コース。湧蓋山を存分に味わうとしたらこのコースと思うのは私だけでしょうか。
さて、次回は紅葉を楽しむ旅。もちろん大船山の御池が目当てです。 |
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