大船山ミニ縦走 |
吉部→大戸越→北大船山→段原→大船山→段原→坊がつる→吉部 |
2007年(平成19年)の九重、大船山の紅葉はどうなっているのか。気にはなるものの、天候も芳しくなくてどうしようか迷っていたが、様々な情報から「大船山の御池の紅葉は10月第4週の週末が見頃」とわかると居ても立ってもいられず、やっぱり行ってきました。 今回はお手軽コース。吉部を起点に、大戸越へのショートカット・大戸越経由北大船山、大船山、段原、坊がつるから吉部という、まあ一般的なミニ縦走コースを設定しました。 |
平成19年(2007年)10月27日(土) 曇り 気温:14℃(下界) 山頂 5℃?(強風のため) 吉部登山口8:30 − (60分) − 大船林道分岐出合9:30 − (40分) − 大戸越への登山路との出合10:10 − (25分) − 大戸越10:35 − (63分) − 北大船山11:38 − (4分) − 段原11:22 − (20分) − 大船山山頂11:42 − 大船山出発12:30 − (18分) − 段原12:48 − 段原発12:52 − (56分) − 坊がつるキャンプ場13:48 − (23分) − 大船林道分岐14:11 − (51分) − 吉部登山口15:02 (全行程)約6時間30分 |
最近杉の木が伐採された。1m程度に切りそろえられていた。 間伐されてよく日が当たるようになった。 |
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急登を登ると、落ち葉の登山路となった。 | ||||||
ミズナラやブナの根っこが登山路の階段である。 | ||||||
左側(鳴子川方面)の木はすでに紅葉が始まっていた。 | ||||||
鳴子橋の紅葉。ここまで登山口から1時間。 | ||||||
鳴子橋から北東に大船林道を行くと、100m先の右手に大戸越への道があった。 | ||||||
入口にはこのような木の標識があり、赤い字で「大戸越(うとんごし)」と書いてある。(平成20年現在、標識をのぞいてテープは完全に外されている) | ||||||
平治岳の南西面をトラバースする感じである。ここも広葉樹林が美しい。 ひたすら右肩下がりのなだらかな道。非常に歩きやすかった。静かな山旅が楽しめる。鳴子橋からここまで登山者には一人も会っていない。 |
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大して苦労もせずに坊がつるから大戸越への道の中間点へ着いた。写真はその出口。しかも、道はわかりやすく、ほとんど登りはなかった。しかも、あの通常ルートのクロボクの「ズルネチャ」道が避けられる。このトラバース道はおすすめ。 | ||||||
上の出合の場所にはこの標識がある。大戸越から降りる際は、この標識の右手がトラバース道。 登山口から100分。大船林道の入り口から40分。 |
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このあたりから、急斜面になる。周囲に紅葉が多くなる。 | ||||||
大戸越には狂い咲きのミヤマキリシマが。 | ||||||
ガスに覆われた平治岳。登山者はほとんどいない。 | ||||||
北大船への道。最初にこのようなV字カットの道が待ち受けており、登山者の意欲をそぐことはなはだしい。 これも人間による自然破壊の一例か。 |
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きついガレ場が待っていた。しかし、本日は気温が低く、あまり苦労せずにすいすい登れた。 時折ガスが切れることはあるが、おおむねこのような天気。 |
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北大船山はガスの中。大学生らしき人たちが休憩していた。 ここまで、登山口から3時間。 |
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段原を越えたところにある大岩と紅葉。 | ||||||
ガスがとぎれたときがシャッターチャンス。大船の西斜面。 | ||||||
振り返って見た大船の尾根。 大きな写真はココで。 |
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ドウダンツツジかな。さあ、どうだんでしょう?「寒っ!」と一人でつっこむ余裕あり。 | ||||||
ガスの合間から美しい紅葉をまとった大船山が見え隠れする。 | ||||||
山頂直下の尾根の西斜面。 登山口から3時間30分で山頂到着。 |
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推測だが風速25m。山頂の標識の右手には小さなお地蔵さんがいる。 最初12名の登山者が後には40名にも増える。今日は大賑わい。 とにかく風が強かった。まともに立っていられない。 |
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二等三角点は山頂の標識の反対側の岩に埋めてある。 とても寒いのでダウンベストとレインコートを着用。これで一安心。 |
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御池に降りる。しかし、ガスで何も見えなかった。昼食をとって、じっと待っていると急にガスが切れだした。 周りの約20名のカメラマンが一斉にカメラを構えた。もちろん私も。 |
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なんと晴れ間まで見えだした。 本日(07.10.27.)の大船山の天候は台風並みの強風とガスだからこの晴れ間は奇跡的。 |
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美しい。確かに、御池の紅葉は今年は今週末が見頃だ。 | ||||||
これぞ御池(おいけ)。 | ||||||
みんなのアドレナリンが上がっているのがわかる。何せ、気むずかしいモデル相手の撮影会ですから。 実際この晴れ間は1分で終了。 |
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言葉はいらない。 | ||||||
入山公も惚れたはずだ。 | ||||||
ほとんど同じ構図で申し訳ない。 | ||||||
東尾根から見えるのはこの岩かな。 | ||||||
1分過ぎると霞んできた。 その後しばらく待ってみたが天気の改善の見込みなし。よって、山頂に戻る。 |
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山頂からちょっとだけ見えた御池。 | ||||||
山頂からちょっとだけ見えた南西斜面。 | ||||||
段原方面の降り口もガスと強風で恐ろしげである。 | ||||||
段原から振り返ると、ガスが20秒切れたので急いで一枚。 | ||||||
坊がつるも視界ははっきりしない。ほとんどの山頂は雲の中。白口岳がやっと見えた。 | ||||||
坊がつるのススキが原。奥には法華院温泉山荘が見えた。 | ||||||
大船林道から振り返ってみた坊がつる。 | ||||||
腰痛がちょっと残っているので、無理はできないと判断し、今水・東尾根コースは断念し、一番楽な吉部からの道を選んだのですが、登山口から大戸越さらに北大船まではすいすい登れた感じです。うーむ、これだと坊がつるから普通に大船山に登るより楽だったかもしれないと一人で反省会を開いています。 ちなみに、私の足で東尾根コースでは2時間17分。同じく、雨ヶ池経由大船山は3時間。そして、今回のコースでは3時間30分。東尾根が最短コースであることは確かですが、時間はかかっても楽なコースは今回のコースだと思います。何せ、吉部から大戸越登山路出合まで登りらしい登りがほとんどないのですから。しかも、天候が良ければ最高の尾根歩きが楽しめます。(今回はまるっきりだめでしたが...。) さて、話は変わって、暮雨(くらぞめ)茶屋の駐車場について。実はあるきっかけで藤近杉子さん(駐車場のおばさん)とお話をする機会ができ、吉部の登山口駐車と暮雨の駐車場について詳しい話を聞けました。あの砂利道から先は実は藤近さんの私道なのです。管理は町がやってはいますが、私道周辺の土地も藤近さんの所有で、道も含めて今も税金を払っているとのこと。ということは、路上駐車している人は私道に駐車していることになるし、ひどい人になるとチェーンのある車止めのところに駐車して、救急車(私は救急車がここに来るのを見たことあります)や消防車が林道に入ることができない場合もあるそうです。迷惑になる駐車は都会だけでなく、田舎でもしないようにしましょう。 さて次回は、久しぶりの雪の大船山だ。チェーンを持っていないので、3月の雪のない道を使ってお手軽な大曲駐車場発の大船山往復です。 |
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