時期ハズレの扇ヶ鼻星生山探訪







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時期ハズレの
扇ヶ鼻星生山探訪

 
 猛暑やらお祝いごとなどでなかなか九重詣でができずにいましたが、やっと重い腰を上げていつもの野草探訪にでかけました。でも完全に時期を逸しています。本来なら7月か遅くとも8月上旬に訪ねるべき花たちがほとんど終わっていました。がっかりです。でも、どうにかお目当てのイヨフウロやら吾亦紅にちょっぴり対面できて幸せです。
 それと不思議な出会いにもちょっと感動しました。詳しくは後半にて。
 
2023年8月22日(火) 天候:晴れ 気温:20℃ のち25℃ 総行程:4時間25分

牧の戸 7:12  - 沓掛山 7:37  - 扇ヶ鼻 8:42 - 星生山 9:49 − 沓掛山 11:10 - 牧の戸 11:38

 
今回のコース 
 長らく愛用していたガーミンのGPSがついに寿命となりましたので、これからはYamapの地図となります。
久しぶりのコンクリート道をてくてく登って、東屋周辺の様子をパチリ。太陽がハレーションを起こしてます。
20℃という気温のお陰で、大汗もかかずに扇ヶ鼻に到着しました。あとから来た登山者一人と会ったきりで、他には誰もいませんでした。
 いつもならシモツケやらマツムシソウなどの撮影で大忙しなので、山の景色などあまり写真に収めないのですが、今回はしかたなく次のような写真が主です。梅雨末期に咲くシモツケは時期はずれで当然ないのですが、秋の代表のマツムシソウも皆無でした。がっかり。
 ここまであまりに楽だったので、星生山まで登ろうかな、どうしようかなと思案しながら撮った写真です。
 残念。久住山にガスがかかっていました。なお、久住山の中腹に写っているゴミみたい(失礼)なのは、ノスリです。後で数えると全部で五羽確認しました。扇が鼻から鍋谷あたりを滑空していました。
 
 
 久しぶりなので、星生山まで行くこととしました。これは星生分かれ手前に咲き残ったイヨフウロちゃんです。完全に終わりかけ。 
 
 
 星生山にはメインルートで登ることにしました。途中、さっきまでお会いできなかったフクオウソウに会えました。うれしい。 
 
 
 これも星生に登る途中で見た星生崎と久住山の勇姿です。 
 
 ヘロヘロになりながらも無事星生山山頂に到着です。左手前の天狗ヶ城、奥の中岳、真ん中に稲星山、右手が久住山という素晴らしいラインナップです。
 
 
 さて、ここからはお気に入りの花たちの写真です。吾亦紅、ママコナ、イヨフウロです。 
 
 
 
 
 
 無事登山を終え、帰途いつもの道路脇に咲いているヒゴタイの群落です。他にも結構たくさん咲いていました。 
 
 
 途中で一旦停車して左手を見ると「九州自然歩道」の看板が。この四季彩ロードからちょいとこの道に入ると地蔵原方面へ抜ける自然歩道のようです。 
 
 
 同じ場所から振り返ると九重のスターたちがお見送りしてくれてました。(そんなわけない!) 
 
 
 さーて、問題の不思議な出会いとは人ではなく、ヘリコプターです。なんと、星生山山頂に佇んでいると、急に爆音が響いてきて、ヘリコプターが久住山方面から扇ヶ鼻方面へ。つまりすぐ近くまで飛んできたのです。最初は遊覧飛行かな?と思っていましたが、どうも2ヶ月前にお世話になった「とよかぜ」のようです。するとヘリは今や通行不可となった肥前ヶ城の空き地のところでホバリングを始め、降下訓練を開始しだしました。その後も、何度か扇ヶ鼻方面に戻っては同じコースで肥前ヶ城での訓練を繰り返しておられました。なんだか懐かしくてビデオを撮りながらも手を振ってしまいました。ヘリから見た人は変な登山者と思ったことでしょう。でも、6月7日にお世話になったことは忘れません。その節はご迷惑をおかけしました。また、暑い中、我々登山者のために訓練をしていただきありがとございます。 
 
 
 
 
  ということで、扇ヶ鼻だけで帰っていたらお目にかかれなかったであろうヘリ(&大分県防災航空隊の皆様)と再度出会うことができました。本来なら大声で「あのときはありがとう!」って叫びたかったのですが、恥ずかしいし、叫んでもヘリの爆音で聞こえないとも思いやめました。
 今回の野草探訪は時期遅れで残念ではありますが、貴重な体験もできました。不思議な出会いでした。
 
 とよかぜによる救助訓練の模様と2ヶ月前の実際の救助の場面 
 
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