黒嶽荘→前岳→高塚山→風穴→雨堤→黒嶽荘 |
2007年に続き、2008年も自分の体力の限界に挑戦とばかりに、九重でもっとも厳しいコースである前岳・高塚縦走に挑みました。今回は大学生になる息子と二人旅。初夏の森を存分に楽しみました。
しかし、やっぱりこのコースはきつい!特に前岳への急登と高塚へ至るアップダウンでへろへろとなり、更に黒岳から風穴への「イヤーな」下りで膝はガクガク。また、雨堤の平坦だが長いトラバースと最後の急な下りで体力使い果たしました。 |
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今回のルート |
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カシミール3Dにて撮影 |
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2008年5月3日(土) 天候: 快晴 気温 朝は12℃ 昼25℃
全行程(休憩含む) 8時間36分
黒嶽荘登山口7:42 −(28分) − 白水分れ8:10 − (32分) − 仙人岩8:42 − (51分) − 前岳9:33<軽食> − (40分) − 上台うつし10:13 − (60分) − 上台11:13<昼食1>11:25発 −((52分) − 高塚山12:05<昼食2> 12:40発 − (55分) − 風穴13:35 − (65分) − カツラノモト15:40 − (38分) − 黒嶽荘登山口16:18
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白水(しらみず)鉱泉の元祖である黒嶽荘。その裏手の登山口から入ってすぐツクシシャクナゲが出迎えてくれる。
これから800メートルの急登が待っている。 |
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視界が開けたところに露岩がある。北方を眺めると、由布岳が姿を見せてくれた。 |
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展望台のような露岩横のシャクナゲはまだつぼみの状態が多く、花付きもいまいちだった。 |
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仙人岩から先は岩ごろごろの場所が多い。赤テープや岩のペンキを目当てに慎重に進む。 |
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写真中央部にある小さな「前岳へ」の標識がわかるだろうか。このコースには要所にきちんとこの標識があるので助かる。 |
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荒神の森を見下ろす。新緑が美しい。
このあたりから斜面が更に急になるので、ステッキはたたんで、ザックにくくりつけた。 |
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上と同じ場所。「前岳へ200m」の標識がある。ここは南斜面を登る場所。 |
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まもなくロープ場にでる。 |
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登りだして1時間50分で前岳到着。この日は快晴だったので、日焼け止めをしていても顔が焼けてしまった。 |
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前岳から由布岳を眺める。 |
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左手前は上台。これを越えて、中央にある高塚山へ行くことになる。
このコースはとにかく急登だけでなく、アップダウンが3〜4回あるのできつい。
前岳までの往復登山の人も多いと聞く。 |
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前岳からの急激な下り。慎重に下れば大丈夫。 |
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上台ウツシのバイケイソウ(毒草)。右手前にヤブレガサ。 |
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上台ウツシ。南には以前荒神の森に通じていたという岩ごろごろの道があるようなないような。とにかく、ココは「高塚」へ。
ここから上台への登りのきついこと! |
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1357mピークの上台から見た前岳。 |
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上台から西を見る。左は北大船山の尾根、中央奥に三俣山、右手にまもなく多くの登山者を歓迎する平治岳。 |
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登りだして4時間23分で高塚山到着。ここで4〜5グループの登山客に遭遇。それまでは一人のベテランに追い抜かれただけで、誰にも会わなかった。
写真は高塚山から見た天狗岩。山頂に人がいるようだ。 |
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大船山と手前の米窪。 |
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大船山から北大船山(右手)の縦走路。
高塚山で2回目の昼食(パン)を終え、「イヤーな」下りを経て風穴へ向かう。この下りはじっとしていても足下の小石とともに体がずり落ちてしまうことで有名。 |
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風穴から左(つまり南)へ行き、上峠分岐から東の「上峠」方面へ向かう。標識にあった「イクナ、マヨウ」が消され、上に「赤テープ、ペンキ多し。迷わない」とあった。
写真は雨堤ルートの中央部の新緑の世界。
この雨堤コースでは一人も出会わなかったが、2007年8月にあった道迷い遭難事故以来、要所の岩には赤ペンキがたくさんつけられていて、迷わずに行けた。 |
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カツラノモトへ急降下したところにヤマシャクヤクが咲いていた。 |
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すぐ横にユキザサかな? |
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ブナがすっくと立っていた。まもなく斜面が終わる。10分程度で雨堤の木の葉でふかふかの気持ちの良い道になる。疲れた足に優しい。
雨堤から黒嶽荘へ左折する部分の標識がなくなっており、二重の赤テープだけが頼りだ。十分注意したい。その分岐からは黒嶽荘まで20分で着く。 |
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体力の低下は致し方ないが、日頃のトレーニングも何も全くない状態では、20歳の息子には太刀打ちできなかった。上台への登りでは5歩歩いては「水飲もう!」、30歩歩いては「ちょっと休もう!」の連続でした。でも、きれいな空気と新緑による森林浴のおかげで大いにストレス発散ができたのは事実です。また、単独行の多い私にとって、気の置けない息子とともに協力し合って登れたのも収穫の一つでした。
驚いたことに、登山の翌日5月4日に私は筋肉痛で「うーむ」とうなりつつ湿布を塗っていたのに、息子はけろっとしていたことです。年齢と体力の違いをくやしいほどまざまざと見せつけられました。次回こそ見ておれ。
さて、次は平成20年のミヤマキリシマです。 |
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