花のハイキング・・・猟師山・合頭山










九重登山のページ15 
 

ハイキングの山・・・猟師山・合頭山

 
 九重森林公園スキー場→猟師山→合頭分かれ→合頭山→合頭分かれ→猟師山→スキー場
 
 「オオヤマレンゲのシーズンもすっかり終わったんだろうなぁ、でももしかしたら一輪でも残っているのかなぁ」と甘い期待を抱きつつ、これまで訪問をサボってきた九重西部の山々へ行ってみることにした。オオヤマレンゲは6月中旬から遅くて7月上旬までと言われているので、少なくともそのありかだけでも調べておきたかった。ついでに言うと、この日の翌日は一日仕事が入っており、疲労が残るようなきつい山には行けないのでした。
 
 今回のコース 
 猟師山と合頭山の地図
 
カシバードで撮影
 猟師山・合頭山のカシミール3D写真
 
  2008年7月12日(土)  天候:曇り   気温:23℃  全行程2時間51分(休憩含む)

九重森林公園スキー場7:50 − (10分) − 第二リフト切符売り場8:00 − (15分) − 林道出合8:15 − (35分) − 猟師山8:50 − (22分) − 合頭分かれ三角点9:12 − (11分) − 合頭山9:23 − 9:30発 − (10分) − 合頭分かれ9:40 − (52分) − 第二リフト切符売り場10:32 − (9分) − スキー場10:41 

 
猟師山  本日の第1目的地、猟師山1423.2mはスキー場の右奥にある。なお、シーズンオフのスキー場のトイレは使用禁止なので、少し手前の八丁原地熱発電所の訪問客用駐車場トイレを使わせてもらった。 
今日も天気はぐずついている。「全くモウ−!」と心でつぶやく。
 合頭山写真 猟師山の左手、つまり北側奥に合頭山1384mが見える。一番左が山頂で、右端は合頭分かれ。どちらも三角点がある。つまり、見晴らしがよい。 
黒岩山写真 さらに、合頭山の左奥にはガスがかかっているが、黒岩山が見える。ここは牧ノ戸からすぐのところ。 
 第2リフト乗り場  さて、駐車場に車を止めて、ゲレンデをてくてく歩くこと約10分で、第1リフトが終わり、その先にこの第2リフト乗り場がある。この切符売り場の右奥が登山口である。
 シャクナゲ谷散策路  このような「シャクナゲ谷散策路」の標識があり、迷うことはない。
 シャクナゲ谷散策路 ここから右手が登山路。標識やテープがいっぱいあって安心。 名前の通り、シャクナゲがたくさんあり、5月はさぞかしきれいなことだろう。
 うさぎコースとかめコース すぐに散策路が左右に分かれる。今回はうさぎコースを上りに使ったが、オオヤマレンゲ目当てならば、右のかめさんコースのほうがよい。かめコースで林道に出会ったところすぐにお目当ての「森の貴婦人」が待っているからだ。 
 樹林帯の標識  林道出合からテープに従って登山路を登る。樹林帯からこの標識あたりから見晴らしが良くなる。.
 樹林帯から見た一目山方面  晴れていたら一目山方面が見えるはずなのに。逆に、曇りだから日焼けもせずに、楽に登ることができたのだが....。
 まもなく樹林帯を抜けます  地面はクロボク。でもそれほど削られていないし、平治岳の登山路ほど締めっぽくないので、滑らない。斜度も息が上がるというようなことはない。
 イブキトラノオ イブキトラノオが盛りだった。登山路に沿って咲いていて、歓迎してくれているみたいだ。 
 合頭山遠望 手前に合頭山が見えだした。 
 イブキトラノオの群落  イブキトラノオの群落。
 猟師山山頂 登りだしてちょうど1時間で猟師山の頂上到着。「猟師岳」は本来の名前らしい。国土地理院の地図には猟師山と表記されているが、昔からある九重に関する本には「猟師岳」とある。
山頂は見晴らしはきかない。 
 猟師山から南を見る 南側には針葉樹の1282mピークがぼそっと見える。
 
 猟師山山頂の様子 山頂はこんな感じ。
 猟師山山頂のノリウツギ ノリウツギが咲いていた。中岳から白口岳へ至る道はノリウツギだらけなので、これからきれいなことだろう
 墨絵の世界 合頭山方面へ緩やかな斜面を下る。すると、墨絵のような風景が目に入ってきた。左手奥に三俣山。手前に沓掛山。右奥が星生山だ。 
 アザミ ノアザミ 
 ノハナショウブ ノハナショウブも咲いていた。
 やまなみハイウェイ  まもなく右手に展望が開け、やまなみハイウェイが見えてきた。くねくねと曲がっている。車の音が遠く聞こえる。
 三俣山北峰 再び墨絵の世界。三俣山の北峰の切り立った様子がすごい。 
 高原歩き 登山路はこんな感じ。明らかに湧蓋からみそこぶし、一目山の雰囲気ににている。猟師山はシャクナゲ谷あたりは深山の樹林帯を持っているが、頂上付近は湧蓋系の伸びやかな高原歩きが楽しめる山と見た。 
 高原歩き うーむ、泉水山を九重少年の家あたりから見上げた感じ、または一目山の登山路に似ている。 ここは合頭分かれへの道。
 森林公園分岐  途中には「森林公園分岐」がある。この標識を左に降りれば元のスキー場へ、まっすぐ東へ進めば合頭分かれを経て、牧ノ戸登山口だ。
 合頭分かれ この三角点標識があるところが「合頭分かれ(1383mピーク)」である。縦走する場合はここに荷物を置いて合頭山まで往復する人が多い。
この場所から北へ一本道が連なっている。それが合頭山への登山路だ。アップダウンは少ない。
 アセビ アセビが実を鈴なりにつけていた。(ピントがボケまくってます、すみません。) 
 合頭山山頂 合頭山1384m。写真下には帽子が写り込んでいる。 
 合頭山山頂から分かれを振り返る 合頭山山頂から合頭分かれ方面を見ると、こちらに向かっているグループが見える。 
 猟師山を見る 山頂から猟師山山頂を見る。手前の谷の右奥にはスキー場が見える。
 オオバギボウシ コバギボウシかな?まだ咲き始めだ。

時刻も早いので、合頭山ではウィダーインジェリーを食べて、そそくさと下山にかかった。
 スキー場遠望 スキー場も見えてきた。 
シャクナゲ谷  登りはうさぎコースを取ったので、下りは樹林帯に入ってすぐを左に降りる(「散策路」の標識あり)かめコースをとる。
このようにシャクナゲの数がすごい。
取っていいのは写真だけ 林道に出合った。そこには「この標識が目に入らぬか!」とばかりに不届きものに対する注意書きが。 
 オオヤマレンゲのつぼみ そのすぐ横になんとオオヤマレンゲが。これは咲きそびれたつぼみ。かわいそうに...。 
チョウチョ なんという蝶々でしょうか。(後ほどHPなどで調べて分かりました。アサギマダラですね。) 
 オオヤマレンゲのテープ オオヤマレンゲの木は2本林道にあります。大きい方にはこのようにテープで目印が。 
 オオヤマレンゲのあるところ 中央やや左に4つ上の注意書きがあり、その右に大きなオオヤマレンゲがあり、左手前にももう一本あります。かめさんコースはすごい。 
ヤマアジサイ  オオヤマレンゲはまた来年の楽しみにして、スキー場へと戻ってきた。考えてみたらこの山域にはヤマアジサイなど多くの野草が咲いていた。2〜3時間で苦しい登りもなく、花が楽しめるすばらしいハイキングの山、それが猟師山・合頭山だった。
一目山を見る ゲレンデでは目の前に一目山が出迎えてくれた。 
道ばたのマツヨイグサ 帰り際には道ばたにオオマツヨイグサが昼間に咲いていた。涼しいところでは昼間でも咲くそうだ。 
 
  朝5時40分に出発して、登山開始は7時50分。そして、登山終了が10時40分過ぎ。帰宅が13時過ぎ。これだと、翌日にハードワークがあったとしても大丈夫。しかし、3時間の登山のために往復4時間かけるっていうのは問題があるような、ないような?
 今回時間の余裕があったので、長者原駐車場裏手に行って、泉水山・黒岩山への登山口をチェックしてきました。いつかはこのコースを、と考えてます。
 今回初めて取り入れたのが(表現が大げさだが)、ペットボトルホルダー(900円也)をザックの胸パッドにつけて、いつでも給水できるようにしました。その結果は上々。ザックをおろす手間もなく、いつでもスポーツドリンクが飲めてやみつきになりました。しかし、生来の面倒くさがり屋の私は服装に関しては全く無頓着で、今回もススキの露のせいでズボンが途中から濡れてきたのですが、雨具のズボンもはかずにずんずん進んでいったもので、ズボンはびしょ濡れになりました。賢い人はロングスパッツやズボンに防滴スプレーなどするのでしょうね。

 さて、上記のように長者原から下泉水山・上泉水山から黒岩山の縦走プラス牧ノ戸から中岳を目指すハードコースを夏の盛りにやろうというのが次回のテーマです。
 
登山のページへ 
 登山のページ
 
 
 
 back    home   next 




inserted by FC2 system