待ち遠しいマンサクとユキワリイチゲ









九重登山のページ34  
 

待ち遠しいマンサクとユキワリイチゲ

 
 都会では梅が散り、桃が盛りを迎え、もうすぐ花見の季節になるというのに、今年(2011年)は3月が寒いせいか九重では花がとても遅れています。3月第2週に訪れている佐渡窪のマンサクと男池方面のユキワリイチゲ、ともに空振りでした。でも、久しぶりの山の空気を杉花粉と一緒にたっぷり吸い込みました。(ゴホゴホ)
 
 2011年3月12日(土) 天候:曇り  気温6℃

沢水展望台10:10 − くたみわかれ − 佐渡窪11:40(往復)
 
 
今回のコース  
沢水展望台から佐渡窪への地図 
 
  くたみ分かれから登ること200m程度の所、左手にこのような標識があった。鳴子山への登り口だった。 
鳴子山への分岐
 
 
 鍋割峠の仏像

 この日は曇り空で、気温は6℃。風がやや寒いものの、アウターを着ているとすこし汗ばむほどだった。
鍋割峠の仏像
 
  長いこと旅人たちを見守ってきたことだろう。 
仏像
 
  その鍋割峠には雪が残っていた。 
雪が残っていた
 
 まだ冬がここには残っていた。途中であった登山者によると、2月下旬に来たときもマンサクは全く見えなかったという。

本日は鍋割坂にあるマンサクは結構咲いていたが、佐渡窪のマンサクはまだか?
鍋割峠
 
 やっぱりまだでした。これは佐渡窪の北端、登山路沿いのマンサク。つぼみだけ。

 気を取り直して、そこから30m西のマンサクを探しに行く。
マンサクのつぼみ
  
 ここもごらんの通り。一昨年度(2009年)は同じ頃(3月の第2土曜日)に満開だったが、今年は3月も寒い日々が続いたので、未だに堅いつぼみのままだった。
 あと一週間程度で咲き始め、3月下旬が見頃か?
マンサク
 

 マンサクの「豊年満作踊りをする前に一休みしている踊り子たち」といった風情。
マンサク(つぼみ)
 

 3月の第4土曜あたりに来るべきか?九重は春が遅い。 
マンサク
 
  嫌な予感を胸に秘めつつ、男池へひた走る(もちろん車で)。

 男池からかくし水まで散策。 
男池散策
  
 黒岳の森もすっかり葉を落として、結構明るかった。夏場は鬱蒼とした森なのに。
男池の林
 
 かくし水で一杯水分補給して、お目当てのユキワリイチゲを捜索。 
かくし水
  
 ありました。葉っぱが!
ユキワリイチゲの葉っぱ
  
 でも葉っぱだけです。
葉っぱ
 
 ハルトラノオもまだ出てきたばかり。
ハルトラノオの芽
  
 ハルトラノオが咲き出してからユキワリイチゲが咲き出すから、こちらはあと2週間以上待つ必要あり。今年は4月上旬が見頃か?
 黒岳の森もまだまだ春は遠い。
ハルトラノオの芽
 
  がくっと肩を膝まで落としながらも、それでも久しぶりに九重を散策できてすこしウキウキしながら山歩きを楽しみました。マスクをつけて山歩きは本当に大変。息苦しいし、めがねは曇るし。4月頃には少しは杉花粉が収まってくれているだろうか。さて、お目当ての花がどちらも冬の装いのままだったので、このリベンジをいつかは図りたいものです。
 でもその頃は町中では桜の花見の真っ盛り。花見酒の誘惑を断ち切り、可憐なユキワリイチゲに会いに行くことができるのだろうか?(ちょっと、不安です)  


さて、次回は4月中旬の大船山登山です。春の野草に会えるかな。
 
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