Spring Ephemerals









 九重登山のページ43
 

Spring Ephemerals

 
 2012年4月上旬。ある晴れた日に黒岳の男池とかくし水を訪問しました。今回は山登りは一切無しです。まあ、言ってみれば足慣らしみたいな物で...。でも、かくし水へ向かう途中で変な道を見つけました。
 もちろん、お目当ての"Spring Ephemerals"(春の儚き物たち、春の妖精)にも会いましたよ。ウィキペディアによると「春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称」ということで、まさに九重に春を告げる小さな花たちです。
 
今回は散策なので、地図はありません。 
 
男池園地からかくし水へ いつものように男池園地から少し上がって、上の台から左折し、100mくらい歩くとここに来ますよね。ふと、左に目をやると(下へ)
かくし水へ行く途中 足下には木が2〜3本横たわり、「ここは行けませんよ」と言う感じですが、踏み跡がしっかりあります。しかもすぐに虎ロープが木に張ってあり、登山路が現れました。
通行禁止となっている道 でも、結構急な坂です。200mくらい歩くと、シャクナゲが何本かありました。道(虎ロープの)はさらに上へ続いてました。しかし、今日はユキワリイチゲが目当てなので、大人しく元へ戻ることにしました。
この道は何となく黒岳へのショートカットみたいな感じです。(よく分かりませんが)
後日談:ここは「クボ新道」と言うそうで、まっすぐ上台ウツシへ通じているとのこと。楽しみが増えました。(その後閉鎖)
   
かくし水 一汗かいてかくし水につきました。(今日はとても良い天気です)
到着して驚きました。大木がごろごろ倒れていたのです。かくし水の主であったオヒョウの木も切り倒されていました。
木が切り倒されていた 一体何があったのでしょうか?
明るくなったかくし水付近 芽吹きの季節にはあと半月早いので、逆にかくし水付近はとても明るく感じました。
かくし水 かくし水からのせせらぎも光を反射してきれいです。
名前を知りません 分かりません。せせらぎに咲いてました。
湧蓋山 帰りは四季彩ロード経由で。湧蓋山が春霞の中で見えました。



 
 ヤマタイミンガサ(ヤブレガサの一種)がかわいい傘を開きつつありました。
ヤブレガサ
  
 バイケイソウも芽吹きの頃はかわいい物で...。
バイケイソウの芽吹き
  
 男池園地のユキワリイチゲ。去年は空振りだったので、あえて感激です。
 ユキワリイチゲ
 
  
 ハルトラノオも生まれたてといった感じで日光を浴びてました。 
 ハルトラノオ
 
 
 かくし水付近のユキワリイチゲ。枯れ木の枝に踏まれて苦しそうです。 
 ユキワリイチゲ
 
 
 ハルトラノオは登山路にもたくさんあり、目を楽しませてくれます。 
 ハルトラノオ群生
 ハルトラノオ
 
  
 ユキワリイチゲは今が盛りのようです。やはりこの子はソメイヨシノが里を賑やかにする頃がピークのようです。 
 ユキワリイチゲ
  
 男池園地に戻って、帰ろうとして木道を歩いていると、来たときには全く気づかなかった場所になんと「アズマイチゲ」さんが...!
久しぶりにあえて感激です。
 アズマイチゲ
  
 アズマイチゲは葉っぱがユキワリイチゲと異なり、ユキワリはなんとなくミツバぽく、アズマはこぢんまりしてます。日の光を受けて純白に花びらが輝いてました。 
 アズマイチゲ
 
  久しぶりにスプリング・エフェメラルたちにあえて、よい春休みとなりました。今日などは花粉が飛んでいることをのぞけば、絶好の登山日和で、かくし水までなんてけちなことを言わずに、どんどん風穴まで歩いていきたい衝動に駆られました。でも本日は空身。4月に入ったので、そろそろ重い腰を上げて、また九重参りを始めようかと思いました。

 さて、次回は初夏の大船山ミニ縦走です。  
 
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