九重登山のページ8



立中山・鉢窪で大迷い



吉部(路上)駐車場→水口登山口→法華院温泉山荘→鉾立峠→立中山→鉢窪→?


平成19年7月28日(土)吉部発、坊がつる経由で立中山から大船山を目指した。ただ、立中山からそのまま大船山を目指すのは平凡なので、鉢窪から直登コースを探索することにした。さて、その結果は?


下の地図にマウスのポインタを当ててください。

立中山地図


立中山から鉢窪ごしに大船山  カシミール3Dで撮影
立中山から大船山を望む



2007年7月28日(土)  天気:快晴  朝の気温27℃ 日中33℃ 

吉部の水口登山口発8:00 − (57分) − 大船林道分岐8:57 − (26分) − 法華院温泉山荘9:23 − 出発9:30 − (20分) − 鉾立峠9:50 − 出発9:55 − (22分) − 立中山10:17 − (23分) − 鉢窪10:40 − ? − 立中山11:40 − 出発11:55 − (20分) − 法華院温泉山荘12:15 − 出発12:40 − (途中でブラブラ) − 水口登山口14:34 


ヤマアジサイ 平成19年7月28日(土)午前8:00
吉部の路上駐車場?にどうにか車を止めて、ストレッチをした後に出発。
登りだして10分で急登が始まる。10分頑張れば平坦な道になる。ヤマアジサイがちょこちょこ見られる。
ブナ林 暮雨の滝を過ぎるとブナ林がある。
大船林道よりみた三俣山 大船林道との分岐点から見た三俣山。ここまでくると、九重に来たという気分が高まる。
法華院横の白口谷コース入口 今回は法華院温泉山荘のご主人、弘蔵さんからコースを教えてもらった。「さー、見つかりますかね?」の一言が気になった。 
法華院で少し休憩してから、鉾立峠(くたみ分れ方面)へ向かう。途中で、右手に白口谷コースの標識があった。ここはまっすぐくたみ分れ方面へ進む。
鉾立峠への道 標識はしっかりある。
木道が備え付けられている 途中には木道も用意してあり、傾斜も緩やかで歩きやすい。法華院から鉾立まで20分で着く。
溶岩だらけの道だが、傾斜はきつくない 峠近くでは溶岩の跡がしっかり残っている。
鉾立峠から見た白口岳 鉾立峠より白口岳を眺める。かなりの急傾斜で登山路が切ってある。昔この道を降りた事があるが、ホントに怖かった。
鉾立峠から見た三俣山 鉾立峠より三俣山と法華院方面を眺める。
鉾立峠から見た佐渡窪と鍋割坂 鉾立峠より南側の佐渡窪、その先の鍋割坂方面を見る。木の階段もあり、道はしっかりしているようだ。
くじゅう山群標識 くじゅう山群の案内板。
鉾立峠の十字路標識 九重南部の重要な十字路である。
鉾立峠から見た立中山 その十字路の標識の後ろには立中山がのっぺりと控えている。が、それは登りやすいということとイコールにならないことは後で思い知らされる。
立中山登山路 登りだしてすぐにこんな調子。道は立中山の南面をトラバースする感じで着いているが、とにかくブッシュ化して、登山路はちゃんとしているのに、ススキやアセビ、ミヤマキリシマなどの灌木が低く道をふさいでいる。この道は絶対半袖では歩けない。
標識が落ちている 「むっ!何かの標識か?でもない!」と思って、下を見たら。
下に標識が 下にはこの標識が落ちていた。まっすぐ行けば大船山と書いてある。もちろん、これは立中山山頂から北東へ行ってのコースを指す。
ほとんど藪こぎ状態の登山路 とにかく、所々に赤テープはあるものの、灌木が気になって歩きにくいこと甚だしい。
やっと視界が開けた 灌木帯を抜けるとやっと、頂上が近づいた感じの草原とミヤマキリシマ・アセビの斜面に出る。もちろん、南や西方面の眺めは良い。
立中山山頂 山頂到着。1464.4M。吉部の水口登山口から2時間17分かかった。真夏の登山で大汗をかいた。
立中山から見た大船山 山頂から今日目指す大船山を仰ぐ。やや霞がかっている。
立中山から見た白口岳 白口岳も近くに見える。
立中山から鉢窪への道 立中山から鉢窪を目指す。ところが、立中登山路以上にブッシュ化が進んでいる。一本道なのに、下の道が見えにくい。赤テープがあるので間違いないのだろう。
鉢窪手前の台地 鉢窪手前の台地到着。標識も何もない。
鉢窪の手前 鉢窪の手前の台地から大船山を望む。
鉢窪への道 こんな感じの道。単独行はちょっと難しい。
鉢窪到着 鉢窪到着。鉢窪の東のはずれに大船山への直登コースがあると聞いたが、確かに斜面に登れそうなルートも見えなくはないが、そこに達するまでに迷ってしまいそうなので、断念。
鉢窪から振り返ってみた白口岳 鉢窪から白口を眺める。だーれもいない。
鉢窪入口左にある大船山への入口(これがとんでもない代物) 鉢窪の20m手前にある左に入る大船への道。しかし、標識の字は消えかかって、判然としない。赤テープは左右に2カ所ある。 ここから侵入を試みたが赤テープはすぐに消失。道もなくなり、完全に迷子になってしまった。頭を冷やして、もと来た道を藪こぎをしてどうにか探すことができた。20分かけて鉢窪にたどり着く。今回は立中へ引き返すのが賢明と感じた。
鉾立峠に戻って見たデベソ 立中山山頂で「神経ずたずた」の状態で昼食。食欲無し。もと来た道を撤退するのは嫌な気分だが、今日は遭難しかけたので仕方ない。写真は鉾立峠から見た中岳と稲星の間に見える変なデベソの岩。
三俣山 鉾立から下山途中から見た三俣山。気分が落ち込んでいる。
法華院を後にして振り返ってみた山々 法華院で休憩して、やや落ち着きを取り戻し、登山が半分失敗しても坊がつるの自然を楽しもうと決め、途中にある花々を撮りまくった。ココをクリック。
 
  地元の山の立花山大一足と小ツブラでの迷子に続き、今度は人の立ち寄らない所での迷子、遭難寸前という失態にショックは隠せない。道を失って自分が何処にいるか分からなくなったときは思わず、「軽装備の中高年、無謀な単独行で遭難」の記事を想像したり、「捜索依頼したら、費用はいくらかかるか?」など考えたりしてしまった。
【迷ったら自分の知っている場所まで戻る。】を実行したおかげでどうにか難を逃れたが、遭難って往々にしてこんな風にして起こるのかと改めて確認した。これを教訓にして、これからは一般ルートを着実に探索していこうと思った。
 それにしても九重は奥が深い。一般ルートは登山路が削られて歩きにくいほどの所もあるのに、人気のないルートはあっという間に自然が登山路をもとの状態に戻そうとしている。それはそれで九重のためには良いのかもしれない。
 
 さて、次回は夏の九重登山の定番、黒岳の森...ではなく、男池からソババッケ・大戸越経由で大船山を巡って、米窪経由で風穴に降り、再び男池に戻る周遊コースを紹介しよう。これはハードな山旅ですよ。
 
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