九重登山のページ9



男池・大戸越・大船山・
風穴・男池の周遊コース


男池→ソババッケ→大戸越→北大船山→大船山→段原→風穴→男池



 大船山を巡るコースも残すはあとわずか。といっても、特に大船を極めようなんて大それた事を考えているわけではないのだが。昔(約20年前)に行った長者原・雨ヶ池・大船山・風穴・黒岳・段原・雨ヶ池・長者原の日帰りコースを思い出して、20年前のコースはやめて(きついので)、男池からソババッケまで行き、大戸越から北大船を経て、大船山に登り、段原から米窪を巡って、風穴に降りて、男池に戻るコースを試してみた。これが、きついのなんの。しかし、下界は34℃だが、男池は午前8時で23℃。下山時の4時でも28℃の涼しさだった。



                         

下の地図にポインタを当ててください。
男池・大戸越・大船山・風穴地図


北大船への道を左へ行ってしまい、窪地をさまよう。
大船山山頂から見た迷い道



 2007年8月18日(土) 天気:曇り  朝の気温 23℃  夕方の気温28℃

男池発8:40 − (17分) − かくし水8:57 − (32分) − ソババッケ9:29 − (57分) − 大戸越10:26 − 北大船の東の窪地をさまよう − (1時間29分) − 段原11:55 − (20分) − 大船山山頂12:15 − 大船山出発12:50 − (17分) − 段原13:07 − (1時間15分) − 風穴14:22 − (45分) − ソババッケ15:07 − (23分) − かくし水15:30 − (20分) − 男池15:50   【所要時間 7時間10分 (食事・休憩含む)

かくし水 かくし水。最後の水場。先日の宝満山登山の時、3.5gの水をもてあましたので、今日は控えめに補給したが、これが裏目に出ようとは。
ブナの木の根っこの階段 かくし水を過ぎればすぐにブナの根っこの階段が待っている。急登が続いて、体中汗だらけになる。汗をためない下着を使っていたので、ズボンが腰の部分だけ水浸し状態になってしまった。みっともない。
また、ここで写真を撮っていて、帽子を落としたことに気づかなかった。今日は曇り空だったので、タオルを帽子代わりに使用。
ソババッケから見た大戸越 ソババッケから見た大戸越(うとんごし)
倒木多し 先日の台風のせいか倒木が何カ所も登山路を塞いでいた。かなり迂回しなければならず、そのたびに赤テープを探すことになる。
登山路を塞ぐ倒木 赤テープがあってもごらんの通り。ここも右へ迂回して、元の登山路へ戻る。
イヨフウロというらしい イヨフウロ
大戸越から見た三俣山 ソババッケから大戸越までの道は結構つかれる。水筒の水の量が全く足りない。塩分をとるためせんべいをかじって、水を飲む。
写真は大戸越から見た三俣山。
シモツケソウ 大戸越からいよいよ北大船への登りである。シモツケソウが急登のつらさを忘れさせてくれる。
20年前にここを降りたときも感じたが、とにかく深い溝の中を通る登山路で、気分は晴れない。
北大船山へのガレ場の登り 頂上近くなるとこのようなガレ場の急坂が待っている。ゆっくりゆっくり登るしかない。
ガレ場から登山路を振り返る その坂を登り終えたところから下を見下ろす。右手奥が平治岳。
イブキトラノオの花畑 登り終えて右手(西側の)尾根沿いへ行けば北大船山だったところを、左(東側)へ降りてしまった。赤テープがあるからつい安心してしまって。
降りたところは北大船山の北東にある窪地で、中央にはイブキトラノオのお花畑があった。
窪地に咲く夏の花々 シモツケソウ、イブキトラノオ、ノアザミが咲き競っていた。
ホソバシュロソウ ホソバシュロソウ。これも北大船山の東の窪地に咲いていました。
ワレモコウ ワレモコウ
窪地から仰ぎ見た大船山 ふと我に返ると、自分が何処にいるかわからなくなっていた。しかし、大船山が見え、地図上でも自分の位置がわかったので、まずは北大船山の東の窪地を目指す。こちらの窪地の方が面積が広い。そこから北大船への尾根道へ登ろうとしたがミヤマキリシマが生い茂って難しかったので、南東へ向かい、段原から米窪沿いの登山路へ合流することにした。
窪地から抜け出た地点から見た米窪 いわゆる段原から風穴へ至る道にたどり着いた。そこから米窪を見る。
大船山頂から北大船と窪地を見る のどの渇きに苦しみつつ、20分ちょっとで大船山に到着。さっきまでさまよっていた北大船山東側窪地を見下ろす。
食事用にとっておいたペットボトルのお茶がおいしい。
北大船北東部の窪地(最初に迷い出たところ) ここが大戸越から登ってきて間違って入ってしまった窪地。その南西にはもう一つ大きめの窪地がある。
北大船東に広がる窪地と米窪 その窪地と右手に落ち込んだ米窪。(爆裂火口跡)
避難小屋のトイレ 避難小屋を久しぶりに訪れると、トイレに個室が設けてあった。

※2019年10月より新避難小屋使用可
(写真は旧避難小屋)

米窪へりの風穴への分岐 段原から西への道をたどり、先ほど来た米窪の縁をたどる。しばらく行くと、このような分岐点に来る。もちろん右へ。
米窪へりの登山路 こんな道。立中山の登山路よりましだ。こちらは木が登山路に覆い被さっていない。
大船山と東尾根 大きく縁をたどって、米窪の北端から見た大船山。
写真の右側がぼけているのは筆者の汗のせい。
マツムシソウ 途中に、マツムシソウの群落があった。
米窪 最後に米窪を見下ろしてみた。深い。大きな写真はこちらで。
黒岳 かなり降りてきて、途中でこのように黒岳(左は高塚山、右は天狗岩)がキレイに見えるところがある。
風穴と段原の分岐 急傾斜の坂をやっとの思いで下りたところにこのような標識があった。ここは、風穴からさらに南へ5分程度行った地点。地図では風穴の北側にあるはずなのに...。
赤十字社の標語 「無理せず、楽しい一日」と赤十字の標語が。
確かに、「ちょっと無理したかな!」と反省。
風穴と段原の分岐 降り口を振り返って。
風穴 おなじみ「風穴」
幹が折れた木 木の幹が折れていた。今年は倒木が多く見られる。
かくし水ではOABのテレビ録画があっていて、よくわからないが50名程度の小学生達でにぎわっていた。
岩をかむ木 男池周辺にて。岩を巻き込む木。
   
 大船山コースタイム 
   


帽子は落とすし、水不足に苦しむし、さらにはストックを車に忘れてしまうしで、失敗続きでありました。がしかし、北大船山への尾根道を外れたせいで、思わぬ発見をしました。窪地には尾根道にはないお花畑があったのです。この窪地に行くには赤テープが何枚もあったので、きっと誰かが同じようにこの花畑を見るために降りてきたのだろうか。
 20数年前(1985年前後のこと)には日帰りで、雨が池・大船・黒岳・段原・雨が池という今では実行不可能なルートをたどったことがあるが、その時も米窪を降りて、再び黒岳からこの坂を登る途中で足がつってしまい、キャラメルをほおばって30分間登山路で休憩したのを思い出した。それほどまでにこの下り坂は途中から急になる。しかし、木の枝がちょうどいい具合にあるので、それを手がかりにゆっくり下りればよい。
 最近はキネシオテープを登山では常時使用していて、膝の痛みが和らいでいることも申し添えたい。
 
 さて、次回は赤川口と南登山口を利用しての4座周遊コースの紹介です。
 
 
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