恒例のマンサクとユキワリイチゲ詣で








九重登山のページ86 
 

恒例のマンサクとユキワリイチゲ詣で

 
  マンサクとユキワリイチゲ探訪の旅もはや10年目となりました。それまでは、九重と言えば山登り。ミヤマキリシマやシャクナゲのような目立つ花を除けば、脇目も振らず大汗をかきながらひたすら山頂を目指してばかりいました。しかし、今はなきライトハウス社刊行のGreen Walkで紹介された可憐なユキワリイチゲの写真を見てからというもの、桜の咲く時期には毎年マンサクとセットにしてユキワリイチゲ詣でを続けております。
 さて、今回は天候もばっちり。快晴のもと、まずは一番水近くの駐車場に車を駐めて、一番水手前から左に入るいつもの登山コースをとりました。しばらくは散策コースです。
 
 2019年3月24日(日) 天候:快晴  気温:2度  全行程:2時間27分

一番水登山口 8:41 - 朽網分かれ 9:05 - 鍋割峠 9:44 - 佐渡窪10:09
 
 
今回のコース  
2019年3月24日 マンサクとユキワリイチゲ地図 
 この地図は登山部分+車での移動も含みます。 
 
朽網分かれ いきなりですが、朽網分かれの近くにこのようなコンクリート道ができていました。どうも麓までしっかり続いているようでして...。恐らく砂防ダム建設のための舗装路なんでしょうね。
延びているコンクリート道 登山路の近くまでコンクリートは延びていました。写真中央奥の左手の部分が九州自然歩道の、つまりは鉾立から法華院に向かう登山路です。
右手の土の道はまっすぐ200mくらい整地してありました。
九州自然歩道と平行する道 登山路と平行するように延びている、これから舗装されるであろう未来のコンクリート道。
鍋割坂 霜が降りてました。昔の人がこの道を登るのに難渋して、大事な家財道具である鍋を捨てて、身を軽くしてから法華院へ向かったことから「鍋割坂」というそうです。
鍋割峠 ほどなく鍋割峠に着きました。もちろん、手前の観音様には手を合わせましたよ。
鍋割峠 峠の様子。陽光に溢れていました。途中のマンサクはあまり見られませんでしたね。
今年は寒の戻りがあり、マンサクは開花が遅いのかも知れません。
アセビ さて、佐渡窪について、いつものマンサクの木に対面を果たしました。いつもより花付きが悪いようですが、ちゃんと「まず咲い」ており、花びらが「豊年満作踊り」してました。
この写真は同じ道を下る途中でみたアセビです。
様変わりした朽網分かれ 朽網分かれです。昔の風情が壊滅的に損なわれていました。
コンクリート道は続く 朽網分かれから麓方面を撮りました。
春の小川 再び散策路に戻りました。やっぱりコンクリート道よりか小川が気持ちいいですね。さらさらと音を立てて清流が春の気分を高めてくれます。もちろん、ミソサザイやウグイス、シジュウカラ、ヤマガラなども春を告げていました。

一番水に戻ってから、車で男池まで移動しましたが、途中で蕗の薹をゲットしました。これは帰ってから、ばっけ味噌にしました。
   
水の涸れたかくし水   かくし水の樋には水が流れてません。今年は雨が少なく、こちらも水涸れかな?横の水は流れてましたが...。


もとは岩の上に鎮座していた観音様 
鍋割れ峠の石仏
佐渡窪のマンサク

いつもより花付きが良くないが、それでもきれいな春の使者マンサク 
マンサク
マンサク

佐渡窪から鳴子山方面の斜面に咲くマンサクを見ました。  
マンサク遠望 


 さて、車で移動して男池からの散策です。

 男池からかくし水方面に向かう途中、大木に陽光がまぶしく注いでいました。春は光で分かりますね。 
かくし水付近の大木 

 男池周辺では咲いているユキワリイチゲを発見できず、これはかくし水近くのものです。つぼみを固く閉じてます。 
ユキワリイチゲのつぼみ

ハルトラノオ 
 ハルトラノオ

一番開いているものがこれでした。 
うつむいて咲くユキワリイチゲ 
ユキワリイチゲ 
ハルトラノオのつぼみ 
ユキワリイチゲ 

手ぶれ+ピンぼけですが...。  
男池付近のユキワリイチゲ 
  寒の戻りのせいか、ユキワリイチゲはさっぱりでした。恐らく、4月上旬が見頃かも知れません。まぁ、それでも十分に楽しむことはできました。下界ではソメイヨシノの開花が発表され、花見シーズンの到来ですが、九重はやっと春がやってきたばかりです。マンサクやユキワリイチゲに春の到来を知らせてもらいました。ついでに、フキノトウをゲットできたのでラッキーでした。
 ばっけ味噌(ふきみそ)は、しっかり洗ったフキノトウを細かく刻んで、10分程度水に浸してあく抜きをして、味噌大さじ2〜3杯・料理酒大さじ2杯・みりん少々・砂糖少々をボウルで合わせて、よく水切りしたフキノトウをフライパンで炒めて、合わせて置いた調味料(味噌など)をフキノトウに加えてできあがりという簡単なものです。酒の肴にもなるし、白米にもよく合うんですよ。  
 さて、朽網分かれにまで延びていたコンクリート道が大変気にかかります。まさか一般車両までも通行可にしたりはしないでしょうね。そんなことをすると、九州自然歩道ではなくなってしまうと思うのですが、いかがでしょうか。

 さて、次回はゴールデン・ウィーク中、吉部から坊がつるに行って、キャンプと大船山登山の旅です。一泊します。
 
 
登山のページへ 
 登山のページ
 
 back    home   next 
 




inserted by FC2 system