扇ヶ鼻と星生湿原の野草







 九重登山のページ95
 

扇ヶ鼻と星生湿原の野草

 
  8月に入り晴天続きで、くじゅうに行きたくてうずうずしていました。しかし、我が家にとって大事な慶事(内緒)がお盆前に予定されていて、固く山行は禁じられていました。やれ、新型コロナをもらったらどうするだの、山の行き帰りで事故でも起こしたらどうするのだの、とてもそれに反対してまでの行動はとれませんでした。しかも、慶事は関東地方で行われ、帰ってきて5〜6日はCOVID-19に感染していないか経過を見なければならず、お盆もかろうじて経過期間を過ぎたので、我々家族はしっかりマスク着用しながら、仏前にぬかずきました。
 そんなこんなで、どうにか8月18日(火)休暇ができたので、晴れて(天気もですが)九重参りがかないました。6月以降久しぶりの登山なので、今回は念願の野草観察のみの登山としました。まずは、お手軽に牧の戸から扇ヶ鼻、そして星生山麓の湿原に向かうことにしました。
 もちろん、サングラスにマスク着用して(途中はあごにかけてますが、他の登山者とすれ違う際はマスクをつけて)安全に配慮して登りました。
 昨日8月17日は、浜松市でなんと41.1℃という日本最高気温がでて、山でも気温を心配してましたが、牧の戸スタート時点で20℃。山頂で25℃でした。快適快適!
 
 2020年8月18日(火) 天候:快晴 気温:20℃〜26℃ 全行程:3時間51分 歩数:18,000歩

牧の戸 7:19 - 沓掛山 7:41 -  扇ヶ鼻 9:06  − 沓掛山 10:44  -  牧の戸 11:10
 
 
今回のコース  
 
 
牧の戸から展望台を過ぎて、しばらく登るとこのような景色が見えますね。正面が湧蓋山、右手前が黒岩山。
登山路途中にはママコナが群生してました。
コオニユリも
鍋谷の例の崩落箇所です。登山路には影響ないのですが、土留めの柵がこのような状態です。7月の大雨の影響でしょう。
さて、これは一旦星生分岐まですすんで、帰ってきたところで、扇ヶ鼻を撮しました。本当に野草の宝庫です。
そうそう、これは気の早いアキノキリンソウです。一輪だけ見つけました。
   ホクチアザミは終わりかけ。
帰る途中で、沓掛山を過ぎてからの高台で本日お世話になった山。左は星生山(登りませんでしたが)、右が扇ヶ鼻(1698m)。



まずはお目当てのイヨフウロ  きれいでした。
 
 
 
 
 
イブキトラノオやママコナ、シモツケ、ホソバシュロソウなど
 
 
 
 
 

扇ヶ鼻山頂直下の分岐点は、気の早いマツムシソウが花をつけていました。ラッキーです。
 
 
 
 
 

扇ヶ鼻山頂の風景
 
 
 
 
見逃していたサイヨウシャジンやワレモコウ。しっかり咲いていました。
 
 
 
 

 さて、ちょっと気持ち悪いが、なぜか気になるモウセンゴケ。ロープをちょいと越える規則違反をするので、かならず心の中でこう言います。 「モウセン、ごけ!」(しーーーん)  こうつぶやきつつ、何度違反をしたことか。(反省)
 
 
 
 本日は思いっきり九重(くじゅう)を満喫した気がします。これまで2ヶ月じっと我慢してきて、まだまだ新型コロナの蔓延は続いていますが、感染対策を自分なりにしつつ山を楽しむことができました。
 ところで、尾籠な話で申し訳ないのですが、牧の戸のトイレが洋式になってました。びっくりです。これで疲れているのにかがまなくて済むと思えば、大助かりですね。

 あっ、そうそう当然ですが、長者原に向かう十三曲がり(九酔溪)の道は通行止めです。また、様々な箇所で通行止めが続いているので注意が必要です。
(2021年10月1日復旧)
 私は帰宅時には黒川温泉からファームロードを愛用しているのですが、岡本豆腐店から先の日田に抜ける道も完全通行止めでした。仕方なく、玖珠ICまで行くことになりました。
 このように、COVID-19だけでなく令和2年7月豪雨の影響もまだまだ続きますね。お互いに、体と安全面には気をつけたいものですね。 


 さて、次回は9月中旬吉部から大船山周回コースと、これまたいつもの山旅です。しかし、この年から鳴子川右岸(東岸)ルートに異変が!
 
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画質が悪いですが、扇が鼻分岐からの動画。360°でグルグル回せます。







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