吉部からミニ縦走








 九重登山のページ96
 

2020年吉部からミニ縦走

 
 9月に入ると、ハガクレツリフネソウやアケボノソウなど秋の野草が恋しくなります。9月20日はシルバーウィークの中日。天気予報も晴れとあります。これは「行かずばなるまい」と心に決め、吉部駐車場に7時過ぎには到着しました。
 本日は久しぶりの長距離です。膝周りはテーピングやcw-xでがっちり固め、入念にストレッチをしてから活動開始しました。気温はなんと14℃。肌寒いくらいです。 
 今回気づいたことは、7月豪雨の影響の大きさです。いたるところで倒木や登山路のえぐれがみられました。特に、北大船からの下りのガレ場と大戸越からの下り、平治岳西のトラバース道はかなり傷んでおり、足さばきにかなり気を使いました。

 さらに、いつも下りに使う鳴子川右岸(東岸)に異変が発生していました。土地の所有者の関係かどうかわかりませんが、これまで使っていた足に優しいルートが閉鎖されていました。保育間伐ということで、途中から鳴子川近くまで降りるルートに変更されたのです。
 
                 
2020年9月20日(日) 天候:晴れ 気温:14℃ 総行程:8時間6分

吉部 7:07 - 大船林道分岐 8:16 - 坊がつる(撮影) 9:03
- 段原 10:41 - 大船山 11:41 - 大戸越 12:50 - 吉部への分岐 13:34 - 吉部着 15:13

 
 
 今回のコース 
 
  またもや失敗です。大船山にてGPSの電池切れに気づかず、大戸越で気づいて電池交換しました。だから大船山と大戸越間は記録なしです。
 
きつい上り。この後、2〜3箇所このルートでも倒木が見られました。
怪しげなタンナトリカブト
ガマズミの実が秋の近いことを知らせてくれます。
大船山避難小屋の注意書き
右下が段原で、写真中央が新避難小屋
4号集材路付近にはこのように何百本も木材がうず高く積まれています。これは何?
鳴子川右岸の下山路入り口ですが、「保育間伐作業中」とはなんですかねー?
最初見たとき、保育園児が樵のように斧をもっている風景を想像してしまいましたが、3秒後に「木の保育」ですね!と理解しました。
 途中の大岩の手前から鳴子川近くまで降りることになり、いつもとはまったく違うルートをたどって、吉部の橋にたどり着きました。
   
   保育伐採??!
   
 大船山コースタイム
   



 手振れしてます。 
 
タンナトリカブト。今年はたくさん株が見られました。
 
 
鳴子川の様子。朝日に映えてきれいです。
 
 
ゲンノショウコ。大船林道坊がつる付近にて。
 
 
 

アケボノソウ。アリが群がってました。
 
 
 
木道の横には大雨の影響か小川が流れていました。
 
 
大船山5合目のアキノキリンソウ
 
 
同じく大船山5合目のフクオウソウ
 

 段原のリンドウ
 
 

大船山避難小屋
 
 
今年最後のイヨフウロ
 
 
ちょうど真ん中に避難小屋が見えます。
 
 
  いつものように下山路、特に平治岳西側トラバース道では7月豪雨や台風10号の影響による登山路の崩壊にてこずり、かなり疲労感を感じました。しかし、きつくても一日一善をしましたよ。北大船から大戸越への下りガレ場はますます歩きづらくなっておりますが、旧ガレ場入り口にあったトラロープが外れておりましたので、わたくしがきちんと枝に括り付けておきました。  
 それから、トラバース道の中間地点での急な下りを終えてから、赤テープがついている木が倒れていて、ちょいとルートを見失いやすいところがあります。じっくり進路方面を眺めれば、1つ赤テープがあります。気をつけましょう。
 そうそう、上る途中の大船林道分岐付近でシカを見かけました。「キョーーン」と鳴いて、そやつは森に逃げ込み、何度も「キョーーン」と鳴き続けました。さらに、北大船からの下りでもシカの声を聞きました。かなりシカの数はくじゅうでも増えていそうです。
 長旅が終わり、久しぶりに温泉に入ろうと、いつもの馬子草温泉「きづな」に入ろうとすると、何やら違和感が!受付で手続きをしようとすると、あと30分程度待ってもらえますか?という返事。こちらは汗みどろなので、「では結構です。」と渡しかけた1000円札をひっこめ、帰り際に看板を見ると、なんということでしょう!施設名が変わってしまっていました。おそらく、私はこれからはこの馬子草温泉には立ち寄らないことになるでしょう。


 さて、次回は2020年秋の三俣山お鉢巡りの山旅。
 
昔の「きづな」 
 
げいまいおんせん?湯守 金獅子??
「ゲーマー温泉」と読むそうで。 詳しくは温泉ページにて 
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