錦秋の三俣山 in 2020







九重登山のページ97 
 

錦秋の三俣山 in 2020

 
  朝日新聞10月16日の社会欄にあった「水面に映える秋」という記事に私はくぎ付けになりました。朝の眠気を吹き飛ばす「大船山御池の紅葉のカラー写真」があるではないですか!この記事を見て俄然週末の紅葉巡りにやる気が出てきました。
 しかし、前回のミニ縦走が結構ダメージが大きく、家族にも「もっと気軽な山登りをしたら」なんていわれてましたので、事前の計画(男池〜大戸越〜大船山〜東尾根〜ソババッケ〜男池)は早々にあきらめまして、今回も定番中の定番、「三俣山御鉢回り」となりました。 
 とは言っても、これはこれで結構ハードですよね。今回は反時計回り、つまり南峰から下って、北峰へ向かい、大鍋の西端から本峰への急なのぼりを経て戻るというコースです。
 まぁ、7時前に大曲につけば楽勝で駐車できるのではという、またもやウスラバカ頭を殴りつけたくなるような、路肩駐車の列列列でした。(思わず変換で「烈」が何度も出るほどに!)仕方なく、数百メートル下ったところにやっとこさ駐車して、出発しました。朝の気温は8℃でした。寒い。 
 
 2020年10月18日(日) 天候:晴れ 気温:8℃ 山頂13℃  総行程:6時間1分

大曲 6:55 - 諏蛾守越 8:00 - 三俣山W峰 8:41 - 三俣山南峰 9:04 - 三俣山北峰 10:02 - 三俣山本峰 10:58 - 三俣山西峰 11:06 - 諏蛾守越 11:27 - 大曲 12:56
 
 
今回のコース  
 
 
まずは7月豪雨による被災状況ですが、これは坊原と硫黄運搬路が交わる手前の部分です。土砂が堆積していました。他にも数か所土砂の堆積が見られ、前からあった砂防ダム側が切れ落ちた部分が2か所に増えてました。
さらに、大曲駐車場に車が多かった原因がわかりました。坊原(長者原からススキが原を抜けて、硫黄運搬路上部に通じる道)が完全に通行禁止になっていたのですね。
長者原からは×で、大曲を使いなさいと指示が出ていたのです。なるほど、路肩駐車が多いわけですね。
スガモリでは「愛の鐘」をカーンと一発鳴らして、すぐに登山開始です。
すると、なんということでしょう!西峰への登りの最後の場所で、時季外れのイワカガミを発見しました!今年は会えなかったので、10月に会えるとはラッキーです。
登りでは西峰をスルーし、W峰から南峰へ行きました。だーれもいませんでした。考えてみれば、貸し切りは初めてかも。
さて、紅葉はスマホの写真でもこれくらいの美しさですから、いかに本日がピークであるかがわかります。明日から天気が崩れるそうですから、見納めでしょう。
  苦しい北峰への登りを終え、というか途中で小鍋や大岩周辺で何度も撮影休憩を取りましたが、無事北峰到着です。
それにしても、本日の三俣山は満員御礼の垂れ幕が出てもいいくらい登山客がわんさかいました。皆さん、考えることは一緒です。
北峰からの下りです。ここでもかなり離合で時間がかかりました。
本峰に咲くリンドウが可憐でした。



 おなじみ南峰の展望台から見た北峰の紅葉

小鍋の南壁(南峰側)の紅葉 
 
 
錦秋の小鍋
 
 

小鍋から北峰を眺める 
 

大岩付近から大鍋を見下ろす
 
大鍋西端から北峰を見上げる
 
大鍋西端から大岩を見上げる
 

西峰から大船山の様子をうかがう
 


赤一辺倒に飽きたので、ススキの白をめでる
(九重青少年の家横)
 
 
ススキの下にはヨメナとアキノキリンソウ
 
 
 今年の九重の彩(いろどり)の最後、紅葉を十分楽しませていただきました。それにしても、この三俣山人気はどうしたことでしょうか?やはり、大曲からだと2時間程度で本峰にたどり着き、北峰の錦秋を楽しめるわけですから人気のはずですね。
 さて、私が思うに、三俣山の楽しみ方として4つランクがありそうです。
@ひとまずスガモリから西峰までで(リンドウなどをめでて)登山気分を楽しむ 
Aさらに足を延ばして、本峰からの眺めを堪能するBさらに南峰までいって、違う角度で紅葉や北峰や坊がつるなどの眺めを楽しむ(南峰から坊がつるへ降りるは上級者)
C御鉢巡りをして、三俣山を存分に堪能する
 これだけレベルや体力に応じた楽しみ方があるわけですから、皆さんから愛されるわけですね。
 余談ですが、県道40号線(いわゆる九酔渓を通る道)の通行止めが解除されましたね。仮復旧が終わったとのことで、何よりです。


 さて、次回は2021年3月までとんで、いつもの恒例行事のご案内。マンサクとユキワリイチゲです。
 
 
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南峰から北峰までの眺め。YouTubeビデオです。 
Thetaによるグルグル映像です。(北峰の眺め) 


                 

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