陽春の大船山とヤマシャクヤク







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陽春の大船山とヤマシャクヤク

 
 2023年5月1日、今年のGWの中日で平日です。しかし、GWで晴天が望めそうなのは本日しかなさそうだったので、ヤマシャクヤクを求めて「吉部から大戸越、北大船山、大船山」という老体に鞭打つようなコースを選びました。
 それにしても昨今のキャンプブームは大したものです。坊がつるキャンプ場は満員御礼ともいうべき盛況で、大船山からの下山時には平日にも関わらず多くのテントが張ってありましたよ。
 さて、今年のミヤマキリシマの状況も報告します。結論から言うと、今年は順調のようです。シャクトリムシの発生が少なければ、例年通りの花畑となることでしょう。
 


 
今回のコース 
2023年5月1日(月) 天候:快晴 気温:15℃ 山頂気温:14℃

全行程:7時間52分

吉部 7:33  - 坊がつる 9:22  - 大戸越 10:23 - 北大船山 11:22 - 大船山 11:45 - 坊がつる 13:43 - 吉部 15:23  (今回のデータはYamapのものを利用)

 
 
 
まずはヒトリシズカにご対面です。ニリンソウを先に見つけたのですが、帰りに撮影することにしました。
さあ、本日のメインイベント。ヤマシャクヤクさんの出番です。
花が開いているのもきれいで好きなのですが、この雪洞を思わせる咲きかけの様子も大好きです。
 
 こちらは婉然と微笑みを浮かべるかのようなおそろいの株です。
 
 
途中でちょいと鳴子川のせせらぎを見たくなり、コースを外れてみました。(ちゃんとテープがあります) 
 
 
歩きだしておよそ1時間50分で、ここ坊がつるキャンプ場到着です。平日にも関わらずテントがこんなにありました。更に驚いたのが、大船山から下山してこの場所につくと、テントの数が倍になっていましたよ。びっくり! 
 
 
坊がつる避難小屋手前にはこのハルリンドウの群生があります。今年もあえてうれしい。
 
 
歩を進め、アセビを眺め、木道を進み、一人一石運動にちょいと参加してみました。2日前が大雨だったせいか林の中の道はたくさん石が敷き詰められていても湿ってました。鳴子橋へのトラバース道入り口を左に眺めつつ先に進むと、だんだん傾斜が急になってきます。ふうふう言いながら頑張ると、「やれやれ」と独り言ちながらやっとこさで大戸越(うとんごし)に到着です。3つ下の平治岳(ひいじだけ)の斜面といい、この大戸越もあと3週間もするとピンクに染まることでしょう。 
 
 
 
 
大戸越ではクサボケが咲いてました。これは枝が密生していて撮影が大変です。写真もボケてます。 
 
 
さあ、大戸越から本日一番体力を使う北大船山への登りに取り掛かります。そして、2つ下の写真が現在のミヤマキリシマ(後ろに見えるのは平治岳の山腹)の状態です。3つ下は北大船山直下の株の様子で、奥には大船山が見えます。 
 
 
 
そして、ゴール!大船山に到着です。相変わらずの白口岳や中岳、久住山などの方面を眺めます。 
 
 
 たまにはこんなのもいいかな?と思ってパノラマで撮ってみました。
 
 
御池(おいけ)もまだまだ新緑には程遠いようで、モノトーンでした。山頂の木々もやっとこさ芽吹きの時期を迎えた状態でした。 
 
 
一輪しか咲いてないのに、どうもニリンソウとのこと。葉っぱを見ると、やっぱりニリンソウなのかも。下山時に撮りました。 
 
 
 
 久しぶりに本格的な山登りをしました。体はひいひい言っているのですが、心はルンルンでした。やはり慣れ親しんだ道をたどると落ち着きますね。晴天にも恵まれ、きれいな花たちにもあえて満足です。そういえば、私と逆コース(坊がつるから大船山、北大船山、大戸越、平治岳)を楽しむ登山者にも複数出会いました。皆さん健脚ですね。
 さて、今回の登山に際して一点。私はこの数年間、大分県警に登山前にHPにて登山届を出しております。もう皆さんも利用しておられると思いますが、登山口で数分でも時間をロスするのは嫌ですから、これはおすすめです。なお、大分県警の登山届は3種類あり、インターネット・コンパス(登山届受理システム)・Yamapの3つが選べます。便利な世の中になったものです。
 自宅に戻ってからはいつものように、写真のRAWデータをパソコンのNASに落としつつ、汗まみれの登山着を洗濯機に放り込み、シャワーを浴びてから、RAWデータの現像・修整をし、洗濯物を干すという流れで一日が終わりました。


 次回は6月。6月といえばミヤマキリシマです。ミヤマキリシマといえば、虫害が気になりますが平治岳を訪問します。
 
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